学校での運動経験、成人後も影響=能力高く、習慣維持―スポーツ庁調査

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2025年10月12日 17:31  時事通信社

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学校での運動(イメージ)
 学校時代に部活動やクラブで運動経験のある人は、そうでない人に比べて成人後の運動能力が高く、スポーツ習慣も維持していることが12日、スポーツ庁の2024年度「体力・運動能力調査」で分かった。特に20、30代は、学校時代の運動経験の有無で大きな差が生じ、上の世代になるほど徐々に差が縮まる傾向が見られた。

 調査は昨年5〜10月、全国の6〜79歳を対象に実施。握力や上体起こしなどの種目で調査し、計5万9444人分のデータを集計した。

 20歳以上で、中学から大学までに運動部やクラブで活動経験がある人は、ない人より各種目の合計点(60点満点)が高くなる傾向にあり、男性は最大8.5点(20代前半)、女性では同6.4点(20代後半)の差が出た。上の世代になるほどこの差は縮まったが、50代男女で2.5点以上の差が見られた。

 特にこの差が大きかった20、30代を抽出し、現在のスポーツ実施率(週1日以上スポーツをしている割合)を調べると、運動部などにいた人は50.5%だったが、そうでない人は33.0%だった。

 直近10年間の体力・運動能力の変化を世代別で比べると、6〜19歳では男性に合計点の低下傾向が見られた。20〜64歳は全体的に横ばいだったが、30、40代女性はほとんどの種目で低下傾向が見られた。65〜79歳は、男女とも横ばいだった。 

このニュースに関するつぶやき

  • 学校時代に積極的に運動している人は当然運動が好きで、運動能力も高い人が多いわけなので、これだけでは学校時代の運動の好影響とは言えないですね。
    • イイネ!11
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