2024年FIA F2第14戦ヤス・マリーナ アンドレア・キミ・アントネッリ(プレマ・レーシング) ヨーロッパのジュニアフォーミュラを戦うプレマ・レーシングから、チームを運営していたルネ・ロジンらが離れることが明らかになった。
アンジェロ・ロジンが42年前に創設したプレマは、F1の下位カテゴリーにおける成功の代名詞となっていた。先週の月曜日まで、アンジェロの息子ルネとその妻アンジェリーナ・エルツォウによって運営されていたこのチームの実績は、その成果が物語っている。この10年間においては、FIA F2の前身であるGP2で2016年にピエール・ガスリーがチャンピオンに輝き、F2に名前が変わってからはシャルル・ルクレール(2017年)、ミック・シューマッハー(2020年)、オスカー・ピアストリ(2021年)などがタイトルを獲得。FIA F3では、ピアストリ(2020年)やデニス・ハウガー(2021年)、ロバート・シュワルツマン(2019年)らが王者となった。
またプレマのドライバーは、これまでに授与された7つのフォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン選手権(FRECA)のタイトルのうちの6つ、イタリアF4、国際F3のタイトルも獲得している。これに他カテゴリーでの数々の勝利を加えると、プレマはARTグランプリと並びジュニアフォーミュラ界のトップチームと言えるだろう。
ロジン家の転機は、現在アストンマーティンF1に所属するランス・ストロールの父ローレンス・ストロールが組織の株式の80%を取得した時で、これは息子の初期キャリアを支えようとプレマを助けるためだった。そしてランスがF1に昇格した後も、ローレンスはプレマの所有権を維持した。というのも、チームは金儲けの道具だったからだ。
その後レーレンスは自身の持っていた株式を、スイスの億万長者であるデボラ・メイヤーが所有する企業『アイアン・リンクス』に売却し、2025年にはその体制をインディカーに拡大した。しかしこのプロジェクトは成功とは言えず、シュワルツマンがインディ500の予選でポールポジションを獲得する活躍を見せたものの、先週の月曜日までオーナーとチーム運営陣の間で争いがあったようだ。
今のところ、このような予想外の対立の理由は明らかにされておらず、ルネとアンジェリーナ・エルツォウが今後何をするのかもわからないままだ。モータースポーツ界における彼らの功績、知識、そして素晴らしい人脈、そして年齢を考えると、彼らが数十年にわたり主軸としてきたものから簡単に離れる可能性は低いだろう。
[オートスポーツweb 2026年01月15日]