世界81カ国が「日本酒」求め、輸出額は459億円に どの国で多く飲まれている?

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2026年02月18日 08:50  ITmedia ビジネスオンライン

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2025年度(1月〜12月)の日本酒輸出実績を発表

 全国約1600の酒類メーカーが加盟する日本酒造組合中央会は、2025年度(1〜12月)の日本酒輸出実績を発表した。輸出総額は約459億円(前年比106%)、数量は約3.35万キロリットル(同約108%)だった。米国における追加関税措置等の影響を受けたが、輸出金額・数量ともに前年を上回った。


【なぜ?】世界81カ国が「日本酒」求め、輸出額は459億円に どの国で多く飲まれている?


 輸出先の国数についても過去最多となる81カ国に拡大しており、日本酒の海外展開は着実に広がりを見せている。


 国別の輸出金額を見ると、1位は「中国」で約133億円(前年比約114%)だった。輸出数量においても約6660キロリットル(同約125%、2位)となり、金額・数量ともに前年を上回った。


 輸出数量のトップは「米国」で、約7720キロリットル(同約97%)だった。輸出金額は約111億円(同約97%、第2位)と、数量・金額ともに前年をわずかに下回った。


 近年輸出が好調な「韓国」は、輸出金額が約44億円(同117%、4位)、輸出数量が約5483キロリットル(同約112%、3位)となり、金額・数量ともに過去最高を記録。 その他、カナダとフランスも過去最高金額・数量となった。


●1リットルあたりの輸出単価


 1リットル当たりの日本酒の輸出単価は、過去最高額を記録した2022年以降、ほぼ横ばいで推移。香港、シンガポール、マカオにおいては、引き続き2000円/リットルを超える水準となっている。


 2015年の平均輸出単価(771円/リットル)から2025年(1368円/リットル)は約1.8倍に上昇した一方で、中国は日本酒が市場に浸透し、多様な種類が取り扱われるようになったことから、1リットル当たり1998円となり、前年からはわずかに低下した。


 現在、日本酒輸出金額の約64%は中国、米国、香港の3カ国が占めている。しかし、近年では韓国が香港に迫り、過去最高水準となるなど、市場構成にも変化が見られる。


 日本酒造組合中央会は「輸出先国・地域の多角化を進め、安定的かつ持続的な輸出拡大を図っていくことが重要」とコメントしている。



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