ロッテ・友杉篤輝(撮影=岩下雄太) ロッテの友杉篤輝が7日、今季の規定打席に乗り、打率.283でリーグ8位にランクインした。
友杉は3月27日の西武との開幕戦、翌28日の西武戦もベンチスタートだったが、ショートの守備から途中出場した28日の西武戦で今季初安打を放つと、翌3月29日の西武戦に『8番・ショート』で今季初スタメン。2打数0安打に終わり、試合途中に代打を送られ途中交代。『9番・ショート』でスタメン出場した4月4日のソフトバンク戦で今季初めてマルチ安打を達成しフル出場したが、その後も、スタメン出場しても途中交代や、守備からの途中出場が目立った。
友杉は2月の都城春季キャンプ中、「バッティングで結果を残して、最後まで試合に出るという思いが強いです」と、最後まで試合に出続けることに強い意欲を見せていた。
『7番・ショート』でスタメン出場した4月19日の楽天戦で今季2度目のマルチ安打を達成しフル出場すると、この試合を境に途中交代がほとんどなくなった。4月21日のオリックス戦で2試合連続マルチ安打を達成すると、4月終了時点の打率は.340。
この時期、7番・友杉のチャンスメイクから得点したり、クリーンアップの後のチャンスで得点することが多かった。4月28日の楽天戦、0−0の5回にこの回先頭の友杉が安打と盗塁で得点圏に進むと、8番・佐藤都志也のライト前適時打に繋げれば、5月3日の西武戦ではチャンスで2本の適時打を放った。
藤原が故障で離脱した後は小川龍成が担っていた9番や2番の打順で出場し、『9番・ショート』でスタメン出場した5月20日の西武戦は、1−1の9回一死一、三塁の第4打席、佐藤隼輔が2ボール1ストライクから投じたストレートを三塁線に決勝のセーフティスクイズを決めれば、『2番・ショート』で出場した5月23日の楽天戦は1試合4安打の大暴れ。守っても、同日の楽天戦、2−6の7回先頭の辰己涼介が三遊間に放った打球をスライディングしながら逆シングルでキャッチし素早く一塁へ送球しアウトにした。
さらに走っても同日の楽天戦、6−6の9回一死二塁で西川史礁のレフト線に詰まったあたりで二塁から決勝のホームを踏む好走塁。5月27日の広島戦では、3−3の7回一死二、三塁で佐藤都志也の初球、捕手・持丸泰輝がピッチャー方向に弾いたわずかな隙をついて三塁からヘッドスライディングで決勝のホームイン。
攻走守に躍動が目立つ。「毎試合一生懸命頑張っています」と一言。打撃ではライトへのポップフライが減り、レフト、センター、ライトにライナー性の打球が増えた。「そうですね、チームとして少しまっすぐに遅れないようにとなっているので、そこに合わせて僕もやれているかなと思います」
これまでポイントを前にして打つ意識で打っていることを何度も口にしてきたが、自分のモノにできつつあるのだろうかーー。
「前にしながら体は前に行かないように意識しています」
フル出場したいと春季キャンプ中に話していたが、5日の巨人戦で4月11日の西武戦以来途中交代となったものの、その他の試合ではフル出場が続いている。延長12回の末、引き分けに終わった6日と7日の巨人戦では共にフル出場し、マルチ安打をマークした。「最後まで今のところ出られているので、アウトになっても少し切り替えやすくなっているかなと思います」。今季はシーズン通して、ショートのレギュラーと戦い抜いて欲しい。その先に、不動のレギュラーが待っている。
取材・文=岩下雄太