黒岩重吾氏の代表作「聖徳太子 〜日と影の王子」から得た聖徳太子像を、梅原先生の著書で追いかけトレースしたもの。まだ若い頃のことで、今ならまた違う所感を持つのかもしれない。ご冥福をお祈り申し上げます。

「人間というのは誤る。間違ったら、それを訂正する勇気が必要。」って話されてた事はここ最近の自分には身にしみて共感してます。

中日新聞夕刊の連載「思うままに」、宗教・哲学にとどまらず幅広いジャンルまで述べていた。梅原猛の反骨精神の現れを新聞紙面で分かりやすく書かれていた。内海で育ち八高に学んだので愛知県と縁が深かった。

イデオロギー嫌いというけど「反体制だけが善」という時代の空気からのがれることが出来なかった人物という印象が拭えない。古代史を懐疑主義者だらけにしてしまった。合掌。

ご冥福をお祈りいたします。

『隠された十字架』を初めて読んだときは着眼点と発想の凄さに驚いたっけ。

面白いと思った本の著者が国際日本文化研究センターの研究者だったことがよくあります。この日文研の創設も評価に値するお仕事です。

梅原さんも、しんじゃった。

去年『隠された十字架』を面白く読みました。ああ、また○聴よりお若い方が。鶴見俊輔も93歳没・早川一光は94歳没だった。ご長寿なんだけど、○聴より先ってのが…若い秘書まで出てきて死後まで幅きかす気かと

なんかこの頃人が良く死ぬなあ。

梅原さんの古代史は「怨霊史観」による論の展開が面白い！『隠された十字架』などで聖徳太子一族の怨霊を鎮魂するための寺＝法隆寺の論は目からウロコだった。この史観は日本史に必須！ご冥福をお祈りいたします。

歌舞伎好きからすると、この人の｢スーパー歌舞伎｣のお陰で、普段歌舞伎観賞しない人達が観やすくなってハードル下げてくれたのがスゴいよ ご冥福を……