1億円以上ある人は、どんなことにお金を使っている？今後の資産の使い道とは

資産1億円以上を持つマネー賢者たちに、資産運用にまつわる様々なテーマでお話を聞き、知見や体験を語っていただきます。今回お話しをお聞きしたのは、金融資産1億6300万円を保有するミックさん（57歳）。4年前に会社を辞め、現在は自営業をされているミックさんですが、どのようなことに、いくらお金を使っているのでしょうか。

お小遣いの範囲で好きなことにお金を使う

――毎月、どんなことにお金を使っているか気になるのですが、教えていただけますか？

ミックさん：夫婦二人暮らしで、年間支出額は700万円くらいです。月額にすると60万円弱でしょうか。うちはお小遣い制でやっているので、その中に二人分のお小遣いも含まれます。お小遣い制は結婚したときからで、使える額は収入に合わせて徐々に増えています。必要な金額を話し合って決め、残りを家計の口座に入れています。

――ミックさんは、お小遣いをどんなことに使っているのですか？

ミックさん：趣味でバンド活動をやっているので、楽器を買うとかですね。でも思っているほどバンド活動にお金はかかりません。それよりもお金を使っているのが、もう1つの趣味である車、サーキットドリフトです。

サーキットを走るとなると、相当なお金がかかってしまい……。そのため、その時々に応じて必要な額を計算し、お小遣いの額を増やすこともあります（笑）。

今後のお金の使い道

――これからも投資などの運用を続けられると思いますが、今後のお金の使い道はどのように考えていますか？

ミックさん：正直なところ今の使い方では、死ぬまでに使い切れないんじゃないかと思っています。なので、今後どう使っていくのかを考えているところです。

本当はこういうふうにやりたい、こういうことをしたいという希望はあるのですが、それを実現するには、現在の資産の3倍ぐらい必要でして……。なので現実的には、今ある資産をベースにして、90歳くらいまでにどう使っていくかを考えようと思っています。

現時点では、趣味のサーキットドリフトにお金を使いつつ、妻が退職したら今より時間が取れると思うので、2人で旅行もしたいですね。

※本記事は、公式YouTubeチャンネル「All About マネー」で連載している『億り人たちに訊く！〜匿名で語る億の裏側〜』の内容を一部編集してお届けしています。

鈴木 さや子プロフィール

2008年にFP2級・AFP、2011年にCFPを取得し、FPとして独立開業。女性の幸せな人生を応援すべく、家計管理や教育費、子どものマネー＆キャリア教育をテーマに、多数のセミナー講演や執筆等で活躍中。
(文:鈴木 さや子（ファイナンシャルプランナー）)