「猫に癒されたい」だけで猫と暮らすと…「現実」とのギャップに共感の声「ソファや壁がボロボロ」「早朝に起こされ寝不足」

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2025年02月15日 16:10  まいどなニュース

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壁に爪を研ぐなど許さない行為をしても許せないと、猫を飼ってはならないという(コルメルさん提供)

「『猫に癒されたい』だけで猫と暮らすと現実とのギャップに辛くなるからやめた方がいいよ。ソファや壁をボロボロにされたり、部屋中毛まみれにされたり、家のどこにでもゲロを吐かれて、布団におしっこされたり、早朝に起こされ寝不足になったり、こういうの許せる人しか猫を飼ったらいけないと思う」

【写真】それでも…猫は可愛いですね

これから猫を飼おうと考えている人たちに向けて、猫と暮らすことの「現実とギャップ」をX(旧Twitter)で訴えるキャットケアスペシャリストのコルメルさん(@xCOLMELx)。そんな投稿には「本当に同感です」と愛猫家らから共感のコメントが寄せられるなど話題になりました。

「寝てる私にご飯よこせと起こしに来る理不尽という名の愛、と言うかご褒美」

「うちの場合も我が家に来た日から毎日ギャン泣き、ゲロ、うんちが途切れて床に落ちてる、壁紙ボロボロ、高級品しか食べない、あまり触らせてくれないとかですかね でも近くにいて眺めてるだけでも幸せなのであと20年生きてほしいと毎年思ってます」
「ゲボーッもトイレからいろんなものつけてお布団直行も夜中に顔面踏みつけられるのも、お留守番がかわいそうでお出かけできなくなるのも、体調壊して獣医さん通いするのも、全部がその子の一部ですもんね」
「嫁が起きてるのに、寝てる私にご飯よこせと起こしに来る理不尽という名の愛、と言うかご褒美」
「今はそれをサラッと許せるほど、猫との生活は価値があると思っています」
「わかります。お金も結構出ていくし、うんちは臭いし、構いすぎるとキレ散らかすのに、構わないとキレ散らかす。猫に『この飼い主ウンチ好きだな』って思わせるくらい喜べないと難しいです」
「それでも猫が好き」

猫をおうちにお迎えするにあっての覚悟とは? 投稿したコルメルさんに聞きました。

「猫に癒されたい」という気持ちが強かったが、実は…

――今回投稿しようと思ったのは。

「『猫に癒される』というようなネット記事やSNSの投稿が多く、それらに影響されて安易に猫を飼ってしまう人が多いなと感じました。しかし実際に猫と生活してみると大変なことや厳しいことが多く、現実的な面を伝えることで冷静な判断を持って猫との生活を考えてほしいと思い投稿しました」

――コルメルさんが初めて猫さんをおうちにお迎えした時のギャップをお聞かせください。

「初めて猫をお迎えしたのは約9年前、現在飼っているコルちゃんが最初の出会いです。正直に言うと私も当初は『猫に癒されたい』という気持ちが強く、現実的な生活への影響はあまり考えていませんでした。しかし猫を迎え入れた初日から夜鳴きがすごく、毎日睡眠不足でした。生活が慣れてきた頃も充電器やイヤホンなどありとあらゆるコードを何度もかみちぎられ、ソファや壁で爪を研がれたり、枕におしっこをされたり、棚に置いてあった照明を落とされ割れてしまったりと、『猫との生活ってこんなに大変なんだ』強く感じました」

――猫さんを飼ってからの猫さんへの気持ちの変化は?

「最初は猫の行動に驚いたり困惑したりしましたが、その行動も愛おしく感じるようになりました。そしてどうすれば猫ともっと上手く暮らせるかを真剣に考えるようになり、猫について本気で学び、『キャットケアスペシャリスト』や『猫との住まいアドバイザー』といった資格を取得するほど猫への愛が深まっていきました。よく『猫の問題行動で困ってる』という声を耳にしますが、それは人間にとって都合が悪いというだけで、物を落としたり、壁での爪研ぎなど猫にとっては普通の行動であり習性です。なので猫に合わせて飼い主さんが生活を工夫し、猫が快適に暮らせる環境を整えてあげないといけません」

投稿主「生活する上で予想できないハプニングもたくさん起きます」

――これから猫さんをおうちにお迎えすることを検討されている方へのメッセージを。

「猫との生活はとても楽しいですが、責任と覚悟が必要です。猫の寿命は年々伸びており最近は20年生きる猫も珍しくありません。猫が病気になれば大きな出費が突然かさむこともあります。金銭的にも時間的にも大きく影響してきますし、生活する上で予想できないハプニングもたくさん起きます。事前に猫について理解しておかないと猫も飼い主さんも辛い思いをする可能性があるので、しっかり情報を集めた上でお迎えを検討してほしいです。これまで厳しいことをお話ししましたが、猫のかわいさは絶大です。いざ一緒に暮らしてみると『猫に癒されたい』ではなく、『猫を癒したい』という気持ちに変わってくるかもしれません」

――コルメルさんのおうちには、優しくておとなしいサビ猫のコルちゃんと、ツンデレ&おてんばなサバトラのメルちゃんがいるとのことですね。

「コルちゃんは10歳、メルちゃんは7歳です。コルちゃんは学生時代の後輩が近所で子猫と一緒にいたところを見かけ、雨が続いて心配になりボランティアさんに保護していただいたそうです。その後、里親募集の連絡があり私が引き取ることになりました。推定1歳とのことでした。

メルちゃんは友人が勤める会社の敷地内に子猫3匹でいたそうです。親がいなくて心配になったところを会社の方が保護したと聞きました。里親募集をしていると連絡をもらい、友人の会社へ伺って子猫3匹と対面しました。その中で1番動き回って元気だったメルちゃんを直感的に選び、引き取ることに決めました。当時生後約1カ月でした」

(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)

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