
メイクの低年齢化が進み、「小学生のメイク本」が想定を超える売れ行きに。カワイイ&本格的な「キッズコスメ」も女子の心を掴んでいるようです。
【写真を見る】小学生で「メイク」は当たり前!?キッズコスメも続々登場で親の反応は?【THE TIME,】
「普段メイクをする」小学生が半数以上!?「アイライナーとつけまと、アイシャドウとチークとノーズシャドウとハイライトと、眉毛もかいてます」
こう話すのは、小学2年生の女子。
さらに、シミ1つない小学5年生の女子も…
「下地とファンデーションとコンシーラーとリップとか全部。コンシーラーはシミとか隠すため」
街で調査すると、メイクをしている小学生があちらこちらに!中には、ブランドのアイシャドウを使う小学6年生も。
「DIORでーす!サンタさんからもらいました」
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子ども向けサイト「ニフティキッズ」の調査によると、リップ・アイシャドウなどを含め【普段メイクをしている小学生⇒51.3%】という結果に。
2024年12月に発売された『わたしもまわりも笑顔になる 小学生のメイク本』(講談社)も想定の2倍以上売れているとのことで、今や小学生にとってメイクは身近なモノになっているようです。
メイクをしている子の多くが「YouTube」や「SNS」がきっかけと話し、中には、自らメイク動画を発信する小学生もいます。
「ハイ、今日は詩乃の毎日メイクー!」
登録者数22万人を超えるYouTubeチャンネルでメイクを披露するのは、小学5年生の詩乃さん。
自宅リビングには“子どもたち専用のドレッサー”が鎮座し、アイシャドウやチークなど大人顔負けのメイク道具がズラリ。リップだけでも10本以上あり「メイクを変える時に似合うリップを塗る」とのこと。
普段どのようにメイクをするのか見せてもらうと…。
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詩乃さん(小5):
「最初に保湿をしておくことで、ヨレないでメイクができる」
まずは【化粧水をしっかり】⇒【下地は2種類を混ぜて使用】⇒【アイシャドウや涙袋のメイク】⇒【ビューラーでまつ毛UP】。
仕上げに【リップ】を塗り、約40分かけてメイク完成です。
TikTokなどを見て小4ぐらいからメイクを始めたという詩乃さん。お母さんも最初は「まだ早いんじゃない?」と思ったそうですが、今では考えが変わったといいます。
詩乃さんの母親:
「遊び半分ではなくて、真剣に鏡に向かってずっとやっている姿を見ると、“心配よりは応援する”方にまわっています」
子どもでも安心して使えるコスメも続々登場し、子ども用品専門店の『西松屋』では色付きリップやネイルチップなど様々なキッズコスメを販売。
韓国発のキッズコスメブランド『Peachand』も上陸し、肌の鎮静・保湿成分が入った本格的なマスクシートを子供向けに展開しています。
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創業77年のメーカー『粧美堂』の「プチレシピ」シリーズは、全てのコスメが水と石鹸で簡単に落とせて、見た目もカワイイものばかり。
サンリオキャラクターズとのコラボでは、魔法のコンパクトのような「アイシャドウパレット」(1980円)や、キラキラハートの小瓶がカワイイ「はがせるマニキュア」(1430円)など本格的な化粧品が大人気。
他にも、パール風のブレスレットに小さなコンパクトがついた「ブレスレット型リップ&チーク」(990円)など、女子の心をくすぐるラインナップになっています。
約2万7000点の商品を扱い、美容部員が常設する『@cosme TOKYO』(東京・渋谷区)に行ってみると、キッズコスメの扱いが無いにも関わらず、化粧品を見る小学生の姿も。
小5女子:
「初めて見たコスメもあってウキウキでした」
母親:
「お化粧すると顔が変わるので自信が持てる。娘が好きな事なのでいいかなと応援しています」
母娘で相談しながらコスメを見ていますが、このように「メイクをする際には大人が見守りながら注意をしてあげる必要がある」と話すのは、『@cosme』の担当者。
PR担当・久保 紬さん:
「しっかり用法・用量を守ったうえで、メイクした後はしっかりとクレンジングで落としてケアするところまでやっていただくことが大事」
進むメイクの低年齢化。親世代からは応援の声が上がる一方で、「まだ早い」「肌が傷んでしまう」などの意見もありましたが、みなさんはどう思いますか?
(THE TIME,2025年3月19日放送より)