
皆さんは、還暦となる60歳までに、いくら貯蓄額があれば安心できるでしょうか。街で様々な年代の人に、希望額を聞きました。
60歳で貯蓄100万円未満も? 仕事をするシニアが増加井上貴博キャスター:
2025年に還暦を迎えた、1965年生まれの男女2000人対象に『60歳の貯蓄額』を調査したところ、100万円未満が30%で、中央値は475万円だったということです。(PGF生命調べ)
また政府の調査によりますと、経済面で不安を抱いたり、仕事をするシニアが増える傾向にあるようです。
【老後 いつまで働く?】
<収入を伴う仕事をしている>
・2019年 37.3%
・2024年 42.7%
<経済的な面の不安>
・物価の上昇 74.5%
・収入・貯蓄が少ない 47.1%
・老人ホームの入居費 43.1
(内閣府「令和6年度 高齢社会対策総合調査」60歳以上の男女)
井上キャスター:
「老後は2000万円必要」といいますが、みなさん生活スタイルが異なりますし、不安ばかりが大きくなっていると思います。結局老後の資金はいくら必要なのでしょうか。
ファイナンシャルプランナーの塚越菜々子さんに試算をしてもらうと、厚生年金と国民年金、また住まいの状況で大きく金額が変化することがわかりました。
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<モデルケース>
・茨城県在住の60歳夫婦
・夫40年間 会社勤め
・妻はずっと専業主婦
【老後に必要な資金は?(60〜85歳まで)】
<持ち家(ローン完済)>
・厚生年金受給者:約836万円
・国民年金受給者:約3661万円
<賃貸(月 / 約8万円)>
・厚生年金受給者:約2707万円
・国民年金受給者:約5532万円
井上キャスター:
街で聞いたシニアから若い世代へのアドバイスです。
80代女性
「目的をもっていきること。1つ信念をがっちり持つこと。余分な無駄遣いをしないこと。第一は健康。健康が一番」
62歳男性
「若いうちは遊んでいいと思います。自分で一生懸命働いたのなら遊んでいいと思います。でも借金してまで遊んでる人が多いので、そこだけ注意して」
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