2025年桜開花・満開予想(第5回) 東京は24日開花・満開は全国トップで29日

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2025年03月19日 14:05  日本気象協会

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日本気象協会

2025年桜開花・満開予想(第5回) 東京は24日開花・満開は全国トップで29日

今日3月19日、日本気象協会は「2025年桜開花・満開予想(第5回)」を発表しました。今年の開花は、愛媛県の宇和島で21日にスタートする見込みです(日本気象協会の独自観測地点)。気象台の標本木では、宮崎がトップで3月23日に開花。その後、24日には東京や鹿児島、高知で、25日には福岡、26日には名古屋、27日には大阪で、30日には仙台でも開花し、3月下旬は開花ラッシュとなりそうです。桜の満開は、西日本でおおむね平年並み、東日本と北日本は平年並みか早く、東京は29日と全国トップの予想です。



●開花の傾向 東京は平年と同じ3月24日予想


2025年の桜の開花は、西日本では平年並みか遅く、東日本と北日本は平年並みか早い所が多いでしょう。

今年の開花は、愛媛県の宇和島で21日に開花しスタートする見込みです。気象台の標本木では、宮崎がトップで3月23日に開花する見込みです。その後、24日には東京や鹿児島、高知で、25日には福岡、26日には名古屋、27日には大阪で、30日には仙台でも開花となるでしょう。

4月に入ると桜前線は北陸・東北を北上し、3日には金沢で、5日には長野で、6日には新潟、13日には秋田、18日には青森でも開花となるでしょう。
4月下旬には、北海道でも開花が始まり、24日には函館、25日には札幌、5月1日には旭川でも開花となるでしょう。

※宇和島は気象台の標本木ではなく、自治体・公園などの協力機関から観測データを得ている日本気象協会の独自地点です。


●満開の傾向 東京は3月29日で満開トップ予想


2025年の桜の満開は、西日本でおおむね平年並み、東日本と北日本は平年並みか早いでしょう。

満開トップは東京で、3月29日の見込みです。3月中に満開を迎える地点は、東京のほか31日予想の高知など一部の地点に限られますが、4月に入ると上旬のうちに、5日予想の仙台、8日予想の金沢、10日予想の長野など、北陸・東北の地域まで一気に満開の便りが届くでしょう。その後、17日に秋田で、21日に青森で満開を迎え、28日には函館で、29日には札幌で満開となるなど、北海道では多くの地点で大型連休中に満開の桜を楽しめるでしょう。


●各地方の気温経過と今後の気象条件


西日本と東日本では、2月はたびたび強い寒気の影響を受け、厳しい冷え込みになりました。2月末から3月初めは、各地で春本番の暖かさとなりましたが、その後は関東の平地でも積雪となるなど、寒暖差が大きくなっています。
この先3月末にかけては、気温は平年より高くなるとみられます。そのため、月末は各地で開花ラッシュとなり、東京や高知など、3月中に一気に満開まで咲き進む地点もあるでしょう。

一方、北日本では、この冬の気温がおおむね平年より高く推移しました。この先、3月から4月にかけても平年より気温が高めの傾向が続くため、桜の開花・満開ともに平年より早いところが多く、かなり早いところもあるでしょう。

【言葉の説明】
平年:1991〜2020年の平均値

かなり早い :平年よりも7日以上早い
早い :平年よりも3日から6日早い
平年並 :平年との差が2日以内
遅い :平年よりも3日から6日遅い
かなり遅い :平年よりも7日以上遅い



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