肥後銀行が開発したスマートフォン決済アプリ「くまモン!Pay」=11日午後、熊本市 九州フィナンシャルグループ傘下の肥後銀行は11日、熊本県の人気キャラクター「くまモン」とコラボしたスマートフォン決済アプリ「くまモン!Pay(ペイ)」の運用を16日に開始すると発表した。県内でキャッシュレス化を推進したい考え。2028年度までに17万人の利用を目指す。
アプリは肥後銀が開発。利用者は同行を含む県内7金融機関などの口座からアプリ上のプリペイドカードに入金すると、カード大手のビザ加盟店などでタッチ決済できる。県内のバスや市電の運賃支払いも可能。25年度中をめどに、QRコード決済や県内の自治体などが発行する「デジタル商品券」の機能も追加する方針だ。
肥後銀の笠原慶久頭取は11日記者会見し、「地域経済の発展に向けて、オール熊本で取り組む」と話した。会見にはくまモンも登場した。

肥後銀行が開発したスマートフォン決済アプリ「くまモン!Pay」の発表記者会見で記念撮影に応じる「くまモン」ら=11日午後、熊本市