土日は再び大雨 来週はまるで梅雨明け 10年に一度の高温予想も 熱中症に厳重警戒

129

2025年06月12日 18:09  日本気象協会

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日本気象協会

写真

今年の梅雨はメリハリ型の梅雨となる見込み。この土日は再び西からまとまった雨となり、西日本、東日本を中心に警報級の大雨となる恐れも。週明けは太平洋高気圧が勢力を広げ、暑さのレベルは一段とアップ。最高気温は35℃を超える所があり、10年に一度の高温予想も。

14日(土)・15日(日)は広く雨 西・東日本で警報級大雨の可能性も

画像A

今日12日(木)は、西日本に前線が停滞し、九州では局地的に雨が強まっています。
明日13日(金)も九州や四国では雨が続き、降り方が強まったり、雷雨になる所があるでしょう。午後5時30分現在、大分県には大雨警報が発表されています。これまでの大雨で地盤が緩んでいる所もあるため、引き続き少しの雨でも土砂災害や低い土地の浸水などに警戒してください。
明日13日(金)は、中国地方や近畿、東海、関東も雲が多く、一時的ですが所々で雨が降るでしょう。一方、東北や北海道は晴れる見込みです。

明後日14日(土)から15日(日)にかけては、日本海沿岸に前線がのびるでしょう。この前線に向かって次第に北上する熱帯低気圧から暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動が活発になります。九州から関東まで雨の範囲が広がり、局地的に雨量が増える見込みです。
西日本から東日本は、14日(土)から15日(日)にかけて警報級の大雨となる恐れがあります。週末に外出を予定している方は雨の降り方に十分注意をしてください。

14日(土)には、東北も雨の降りだす所があり、15日(日)にかけて東北南部と北部で梅雨入りの発表があるかもしれません。北海道は明日13日(金)から3日間晴天が続くでしょう。沖縄は晴れてもにわか雨や雷雨にご注意ください。

来週はまるで梅雨明け 連日35℃以上の猛暑日も

画像B

週末は雨がザっと強まる時間もあり、極端な高温にはなりませんが、蒸し暑さは続くでしょう。
週明けは、太平洋高気圧が日本付近に勢力を広げる見込みです。
16日(月)以降は、九州から東北にかけての広い範囲で30℃以上の真夏日が続き、週の中頃をピークに気温が上がるでしょう。
近畿や東海、関東、東北の内陸部を中心に35℃以上の猛暑日になる所もありそうです。今年は5月21日に岐阜県飛騨市神岡で最高気温が35.0℃まで上がり、今年全国で初めての猛暑日となりました。17日(火)には福島市や熊谷市で35℃まで上がり、18日(水)は名古屋市でも35℃の予想で、新たに今年初めての猛暑日となる地点が出てくるでしょう。

まるで梅雨明けのような本格的な暑さが続くため、真夏並みの熱中症対策が必要です。

広範囲に「10年に1度」レベルの高温予想

画像C

今日12日(木)、気象庁は沖縄・奄美を除く、九州〜北海道にかけてを対象に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。
九州南部、九州北部、中国、四国、近畿、東海、北陸、関東甲信、東北、北海道は今後2週間程度気温の高い日が多く、いずれも6月18日(水)頃から、その地点においてこの時期としては「10年に一度」レベルのかなりの高温が予想されています。
来週中頃は、体温を上回るような危険な暑さになる所も出てくる可能性があります。熱中症のリスクが高い場合には「熱中症警戒アラート」が発表されます。情報に注意し、暑さに弱いお年寄りやお子さんにはいつも以上に気を配って、できるだけ気温の上がる時間帯は外出を控えるなどの対策が必要です。真夏と同様に暑さ対策を万全に行って、熱中症に十分気を付ける必要があるでしょう。農作物や家畜等の管理などにもご注意ください。

※高温に関する早期天候情報は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。6日先から14日先までの期間で、5日間平均気温が「かなり高い」確率が30%以上と見込まれる場合に発表されます。

このニュースに関するつぶやき

  • 1回目の「10年に1度」 今年は何回出るのかな・・・(x_x)
    • イイネ!11
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(60件)

ニュース設定