
写真 ファーストリテイリングの柳井正代表取締役会長兼社長が、公益財団法人京都大学 iPS細胞研究財団(iPS財団)に45億円の寄付を行い、大阪・中之島の新施設「Yanai my iPS製作所(Y-FiT)」の開所式に出席した。
iPS財団は、山中伸弥氏が理事長を務め、iPS細胞技術を国内外の研究機関・企業に提供する事業を展開。主な事業として、iPS細胞の製造・選定・凍結保存を行う「iPS細胞ストックプロジェクト」や、自家iPS細胞の製造コストを抑えることを目的に、企業と共同で閉鎖型自動培養装置の開発を行う「my iPSプロジェクト」などを進めている。
新施設は、my iPSプロジェクトを推進する設備として、iPS財団が寄付金の一部の15億円を使って設立。5月には臨床研究用の細胞製造施設としての許可を近畿厚生局長より取得した。
開所式で柳井氏は「未来・希望・幸福は今からの日本にいちばん必要なもの。iPS研究が成功し、画期的な治療法になることを祈願している」とコメント。「事業は社会の役に立たなければ繁栄しない。寄付を通して画期的な医療の発展に貢献していきたい」と語った。
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