「SAKAMOTO DAYS」福田雄一監督、重度うつ病だったと初告白 5年間も

18

2026年05月11日 10:13  日刊スポーツ

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

ミュージカル「モンティ・パイソンのSPAMALOT」を演出する福田雄一氏

目黒蓮(29)の主演映画「SAKAMOTO DAYS」が公開中の福田雄一監督(57)が、11日に配信がスタートしたフリーアナウンサー笠井信輔(63)のYouTube番組「笠井信輔のシネマスパーリング」に出演。「僕、笠井さんだから話せるんですけど…多分、世間では一切、知られていない話。実は…うつ病になっちゃったんです」と、自身がうつ病だったと初めて告白した。自身が脚本、演出を担当した日本テレビのドラマ「今日から俺は!!」の放送が2018年(平30)に12月に終了し、同年12月〜19年1月まで上演した、自身が演出・台本を手がけたミュージカル「サムシング・ロッテン!」の公演後に発症したという。


福田監督は「その前から、ちょっと調子が悪かったんですけど、すごかった。とある病院に行って『うつっぽいんです』と言って、お薬を飲んだ瞬間、地面がバリバリバリと割れる気がして、ズブズブズブと沈んでいく感じがした」と当時を振り返った。「当時、うちの奥さんと次男がハワイに住んでいて、長男が米国にいて、僕、1人だったんです。いない家族の名前を怖くて呼び続けていた。次の日から眠れなくて…テレビを見て、食べ物が出ると吐き気が出る。何も手に付かない状況」と深刻な状況だったと吐露した。


コロナ禍の20年に公開されながら、興行収入53億7000万円と、同年の邦画実写最高興収を挙げた「今日から俺は!! 劇場版」など、人気作を手がけていた。ただ、実はその裏で「24年の頭まで、僕、基本的にはベッドで寝たきりの生活をしていたんです」と明かした。福田監督は「頭、脳が動かないんですよ。だから、まず字を読めない、書けない。テレビを見られない。見ると、情報が処理できないからパニック、ウワーッとなってしまう。自分の部屋で横になって、テレビを見ることすらできない。かなり重症で、精神科のお医者さんから『この人はヤバいと思いました』と、いまだに言われる」と続けた。


その中、「SAKAMOTO DAYS」や25年の福田監督作品「新解釈・幕末伝」をプロデュースした、松橋真三プロデューサー(56)に相談したところ「仕事できない状況であるのは分かるんですけど、仕事をすることによって何かしら良くなることがあるかも知れないから、仕事はしましょう」と言われたという。「5年間…こんなことを言うのが全然、ダメだと思っていたので、ひた隠しにして仕事はしていたんですけど。ただ、松橋さんが撮影が終わると『今日、面白かったですよ』と言ってくれるんですけど、自分が面白くやれていないのが分かっているんで。うつ病の間も全力でやっているんですけど、面白いせりふも浮かばない。ダメな5年間だった」と続けた。


血糖値の部分で副作用がある薬を飲み続ける中、糖尿病も併発したという。その中、入院すると妻が「この家にいるからパパがダメになっていくんだ」と言い、入院中に勝手に引っ越しまでしたという。入院前には25年の映画「新解釈・幕末伝」「アンダーニンジャ」の企画が決まっており「大丈夫かな」という状況だったが退院し、新居に行くと「ドアを開けて入った瞬間、5年間。全身を覆っていた黒い膜のイメージがバーッとが晴れたのが分かった。5年間、食欲がなかった胃がグーッと鳴った。クレープを2つ食べた。次の日から朝からバリバリ食べられるようになった。糖尿病も、薬の副作用でなったものだから、血糖値も翌月の定期健診で健常の人と同じ数値になった」と振り返った。


「アンダーニンジャ」の製作中も、テレビを見られる状況ではなかったが、製作が終わり回復していく中で「テレビを見てみたいな」と思って最初に見たテレビが、目黒が主演した24年のフジテレビ系月9ドラマ「海のはじまり」だったという、福田監督は「お医者さんは『神様が、君にはまだやるべきことではないですか?』と言ってくれたんじゃないですか?」と言われたと振り返った。その際、既に「SAKAMOTO DAYS」の企画の話は来ており、松橋プロデューサーが「やれる気がします」と言われ、原作漫画を読み、やりたいと意欲が湧いた。「目黒君は神様の僕へのプレゼントだと思っているんですよ」「目黒蓮、すげぇ…本当に、ずっと見ていたい役者」とも思ったと明かした。


Xに「目黒君、素晴らしい」と投稿すると、ファンから目黒の出演した作品を勧められ、作品を全て見たという。うつ病による5年の空白期間はテレビも見られなかったため、目黒が出演し、話題を呼んだ22年のフジテレビ系ドラマ「silent」や目黒が所属するSnow Manも「知らなかった」という。そして「新解釈・幕末伝」の製作を終えた段階で、松橋プロデューサーから「目黒さんが、やってくれるかも知れませんが、どうですか」と話があったという。「こんな奇跡って、あっていいですか?」と声を大にした。


2人は、福田監督の15年の監督作「明鳥」公開時に、笠井がフジテレビ時代の先輩・軽部真一アナウンサー(63)とともに2000年(平12)4月にフジテレビでスタートし、フジテレビCSで今年3月末に25年の歴史に幕を下ろした映画紹介番組「男おばさん」で、作品を紹介した縁から親交を続けてきた。

このニュースに関するつぶやき

  • でも作品には影響してなさそ…いや、影響した結果だったりして。
    • イイネ!1
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(10件)

ランキングエンタメ

前日のランキングへ

ニュース設定