クラッチロー「厳しい状況はわかっていた。レースをエンジョイしたい」/MotoGP第10戦スティリアGP

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2021年08月08日 16:20  AUTOSPORT web

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ヤマハYZR-M1を駆るカル・クラッチロー(ペトロナス・ヤマハSRT)/2021MotoGP第10戦スティリアGP
8月7日、オーストリアのレッドブル・リンクで行われた2021年MotoGP第10戦スティリアGP MotoGPクラスの予選で、フランコ・モルビデリの代役として参戦しているカル・クラッチロー(ペトロナス・ヤマハSRT)は23番手となり最後尾から決勝をスタートする。

 2021年からヤマハ・ファクトリー・レーシングのMotoGPテストライダーを務めているクラッチローは、代役ライダーとして第10戦スティリアGPから3戦に出場する。

 昨年まではLCRホンダ・カストロールでホンダRC213Vを駆っていたが、今季はヤマハYZR-M1を走らせているクラッチロー。2011年から2013年までモンスター・ヤマハ・テック3でヤマハのマシンに乗った経験があるが、現行のマシンに乗るのは3月に行われたカタール公式テスト以来。ヤマハのマシンでレースをするのは8年ぶりだ。

 初日は、FP1で23番手、ウエットとなったFP2で20番手タイムを記録。クラッチローは「久しぶりにマシンに跨り、ライディングを楽しむことができた。もちろん初めは少し手間取ったし、天候の変化もあり難しさも感じたけど、全体的には順調で良い一日になった」と振り返る。

「すべてのことに慣れるまでには時間が必要で、完全なドライコンディションがその助けになってくれたと思う。でも、マシンをより理解し、僕のライディングスタイルに合わせて調整していくにはもう少しかかるかもしれない。改善していく自信はある。プレッシャーはなく、今の環境をエンジョイできているが、ピットではレーサーとしての考え方になり、どこで速く行けるかを特定し、データ確認を始める。今日はライディングを楽しんだ。明日の走行が楽しみだ」

 そして、2日目のFP3では23番手、FP4では16番手タイムをマークした。続く予選Q1に出走すると1度目の走行で1分24秒591を記録。2度目の走行では1分24秒513とタイムを上げたが13番手となり、決勝は最後尾の23番手からスタートすることになった。

「厳しい状況はわかっていたし、今日は少し腕上がりの症状も出ている。でもそれは僕にとっては普通のことで、むしろフィーリングは良く、好調さに驚いているほどだよ」とクラッチロー。

「予選では、自分のライディングスタイルがコーナリングを妨げるような状態になってしまったが、フリー走行では決して悪くなかった。このことは、このマシンでもっと周回を重ねることで改善できると思う」

「今夜はチームとともにいくつかの個所を見直してみる。チームの仕事は素晴らしく、またかつての仲間と一緒に働けることがとてもうれしい。ウィルコ・ズィーレンベルグ、ヨハン・スティーグフェルト、そして3人のメカニックたちだ。明日は悪天候が予想されていて難しいレースになると思うが、リズムをつかみ、レースをエンジョイしたいと思っている」

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  • 今季型に新パーツ搭載のテスト機なのか?来季用のテスト機か?それとも本戦は走熟のため今季型のある意味ノーマル機なのか?まさかフランキーの型落機?
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