ノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーアは、今夏レアル・マドリードからの完全移籍で退団する可能性があるようだ。10日付けでスペイン紙『マルカ』が伝えている。
2015年からレアル・マドリードに所属しているウーデゴーアは、2019−20シーズンにレアル・ソシエダへ期限付き移籍してレギュラーとして活躍を見せると、2020−21シーズンの途中からはアーセナルへ期限付き移籍し印象的な活躍を見せた。そして来たる新シーズンへ向け、現在レアル・マドリードに復帰しプレシーズンを送っているウーデゴーアだが、同クラブでの将来に疑問を抱いているようだ。
今回の報道によると、同選手はチームにおける重要な役割を担いたいと考えており、MFカゼミーロ、MFトニ・クロース、MFルカ・モドリッチ、MFフェデリコ・バルベルデが中盤にひしめくマドリードでの状況を快く思っていないという。同紙は「ウーデゴーアは未来への確信ではなく、躊躇があるようだ」と伝えた。
また、クラブとしても不満を抱えた選手を引き留めるつもりはないという。すでにウーデゴーアの代理人はレアル・マドリード側と会談を行なっており、今夏の移籍市場が閉まる前に退団する可能性もあるようだ。そしてその際には、期限付き移籍ではなく完全移籍が濃厚と見られている模様。ウーデゴーアがマドリードでの未来に見切りをつけたこと、あるいはクラブが新たな期限付き移籍を検討していないことが背景として伝えられている。
かつて“ノルウェーの神童”として16歳でレアル・マドリードへ加入したウーデゴーアだが、22歳となった今、新天地を求めることになるのだろうか。