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NITE(製品評価技術基盤機構)は7月25日、古い温水洗浄便座の故障や異常を放置すると、火災事故につながるおそれもあるとして注意喚起した。経年劣化による事故が発生しているという。
NITEによると温水洗浄便座による事故は2014年から23年の10年間で69件。このうち、製造から10年以上が経過した製品による事故が8割を占めた。
NITEは「内部部品の経年劣化や異常・故障を放置して使い続けたことで製品が発火した事故が多く発生している」と指摘する。例えば水漏れに気付いても放置していたりすると、内部でショートして発火する可能性もある。NITEは日本レストルーム工業会の協力で再現映像を製作し、公開している。
「温水洗浄便座は電気製品であり、異常や故障に気付いたら放置せず、止水栓を閉めて電源プラグを抜くことが重要」(NITE)
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1967年に初の国産製品が発売された温水洗浄便座は、2006年に普及率80%を超え、現在は水洗化されているほぼ全ての家庭に設置されるほど定着している。それだけに長く使われている製品も多いという。
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