食べそこなったあの期間限定バーガーを想像で再現してみたら……?

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2024年08月25日 11:01  BCN+R

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BCN+R

自分だけのヨーロッパバーガーズを作ってみた
 マクドナルドで、6月26日から7月下旬までの期間限定で発売されて人気を博したヨーロッパバーガーズ。何度も食べた人が多い一方で、気がつけば発売期間が終わっていた、と残念な結末を迎えた人も少なくないはず。筆者もその一人。そこで、商品紹介から味わいを想像し、さまざまなコンビニ商品から自分だけのヨーロッパバーガーズを作ってみた。発売期間に間に合わなかった残念な気持ちを晴らすことができるか。

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●本家よりも美味い!? 「ジャーマンポテト肉厚ビーフ」風

 最初にチャレンジしたのは、「ジャーマンポテト肉厚ビーフ」風。本家はビーフのパテの下にジャーマンポテトがひいてあり、チェーダーチーズも使用されている。というわけで、今回用意したのはファミチキを挟むために開発された「ファミチキバンズ」(これは全商品に使用)と、レトルトのハンバーグステーキ、そしてジャーマンポテトがわりの「大人のポテトサラダ」、チェダーチーズ代わりのスライスチーズを用意した。

 下から、バンズ、大人のポテサラ、ハンバーグ、スライスチーズの順で重ねていき、最後にハンバーグが少し温まる程度にレンジでチンすれば完成。では、バクリとかぶりついてみると、大人のポテサラのたっぷり胡椒とハンバーグのマッチングの良さが想像以上で、かなり美味い。

 実はこのジャーマンポテト部分が最大の悩みで、牛コロッケが適切か迷ったのだが、揚げ物だと余計な食感を与えそうなので大人のポテサラを選んだ経緯があった。結果、それが大成功で、肉、ポテト、チーズ、バンズのバランスがいい一品となった。おそらく、本家ともいい勝負をしてくれるはず。

●調整するが難しい「ペペロンジューシーホットチキン」風

 次に作ったのは「ペペロンジューシーホットチキン」風。本物はスパイシーなチキンカツをメインに、ガーリックとペッパーがたっぷり入ったアイオリソース、レタスが入っているとのこと。そこで、まずはファミチキレッドと、パスタに使用するペペロンチーノの元を購入した。これにはガーリックもスパイスもしっかり入っているし、マヨネーズと和えるといい感じのアイオリソースができそうだ。

 早速、マヨネーズとぺぺロンチーノの元を小鉢でしっかりと和える。ペロッとひと口味見してみると、どうも味が濃すぎる。パスタ全体に味がつくくらいのパワーがあるので、そりゃそうか。そこでマヨネーズをどんどん足して味を調整。ペペロンチーノの元を小さじ1杯くらいに留めておくのが得策だったようだ。

 そしてアイオリソースが完成すると、やはり下からバンズ、ファミチキレッド、レタスを重ね、ソースを適量塗りつけて、上からバンズで挟めば出来上がり。

 かぶりついてみると、「いや、まじで美味ーい!」。スパイシーなサクサクチキンと、ガーリックが効いた即席アイオリソースの相性がバッチリで、食べ進めるほど食欲が増す危険な一品。感覚的には、こちらも元祖といい勝負をしているはずだ。

●味の想像がつかない「ブイヤベース風シュリンプ」風にも挑戦

 最後に作ったのは「ブイヤベース風シュリンプ」風。サクサクのえびカツとブイヤベース風のソース、レタスが入っているとのことで、まずはホットスナックコーナーのえびカツからゲット。次はブイヤベース風ソースを作るために、海鮮の味わいが感じられるものを探し回る。アサリの缶詰やボンゴレスパゲティのソースなどを想定していたがどちらも見当たらないため、お菓子コーナで見つけたスナック「人生最高の海老」で代用する。

 まずは、えびがほぼそのままの状態というスナックを、封をあける前にバリバリに砕いてえびの粉を作る。それをマヨネーズにふりかけてブイヤベース風の味に近づけようとするが、スナックがあまり砕けておらず、ほぼえびの原型とマヨネーズを和える。

 多少スプーンなどで砕きながら、なんとかソースを完成させる。そして先ほどのペペロンチーノ風同様、下のバンズ、えびカツ、レタス、ブイヤベース風ソースと重ねていき、最後にバンズを乗せると完成。

 こちらもガブリとかぶりついてみると、「こ、これもめっちゃ美味いやんかー!」。えびのスナックがボリボリしているけど、アクセントといえなくもないし、何よりえびカツとソースの相性が抜群。ブイヤベースとはちょいと異なるものになっていると思われるが、美味いんだから、まあ良しとしよう。えびスナックがえびカツの風味を増幅させ、それがレタスやバンズにも負けない濃厚さを楽しませてくれる、予想を超えるバーガーとなった。

●しっかり戦える味わい

 マクドナルドの期間限定商品を食べ損なったからこそ誕生した、今回のオリジナルバーガーたち。元祖と食べ比べできないことが痛恨の極みであるが、しっかり戦える味わいになったのではないかと想像する。いつか復活した際には同じものを作り、ぜひ今回の完成度を確かめてみたい。(エフェクト・山葉のぶゆき)

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