【フィギュア】大胆イメチェン金髪坂本花織がSP73・53点2位 世界選手権V4懸かる今季初戦

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2024年09月13日 20:29  日刊スポーツ

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坂本花織(2024年8月撮影)

<フィギュアスケート:ロンバルディア杯>◇13◇第1日◇イタリア・ベルガモ◇女子ショートプログラム(SP)



世界選手権3連覇中の坂本花織(24=シスメックス)が新シーズンを滑りだした。今季初戦のSPに臨み、73・53点で2位発進した。大きくイメージチェンジした金髪姿でリンクに登場。真紅の衣装で踊り、舞った。ジャンプは難しい入り方の冒頭のダブルアクセル(2回転半)から3回転ルッツ、後半のフリップ−トーループの連続3回転とそろえ、アップテンポになっていく曲調に乗り、演技を終えると引き締まった表情で歓声に応えた。


新SPで取り組むのは初挑戦のジャンルとなるタンゴ。これまでもタッグを組んできた振付師のロヒーン・ワード氏の発案に「やったことがないから、やってみよう」と挑戦心がうずいた。「よくあるタンゴよりも、先生と作り上げたオリジナルのタンゴ。力強さや目力、つま先などからエネルギーが出るような演技ができたらなと思っています」。7月の全日本合宿で意気込みを語っていた。


今季は世界選手権4連覇がかかるシーズンになるが、ここまで昨季のように連覇への意識を示してこなかった。「意識をそっち(4連覇)に持っていくより、今季は五輪のために過ごしたいと思っています。世界選手権での優勝は狙っているんですけど、あくまで通過点として見ていて」と心持ちと説く。「この2年(今季と来季)はセットで考えようと思っている。4(連覇)とは言わずに『次につながるように』という言い方をずっとしています」。例年とは異なる心境で臨む五輪のプレシーズンの戦いが始まった。

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