就活と比べて、企業選びで「重視すること」が変わった20代は8割 1位に挙がった項目は?

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2024年09月17日 06:11  ITmedia ビジネスオンライン

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学情、20代の企業選びに関する調査(提供:ゲッティイメージズ)

 新卒での就職活動時と比べて、企業選びで重視することが「変わった」20代は約8割――就活情報サイトを運営する学情(東京都中央区)が、そんな調査結果を発表した。新卒での就職を「ファーストキャリア」と表現する人も増える中、20代は企業選びにおいてどのような点を重視しているのだろうか。


【画像】どんな点を重視するようになった?すべての結果をグラフで見る(計3枚)


●重視する項目、「変化があった」20代は8割


 新卒での就職活動時と比べて、企業を選ぶ視点などに「変化があった」と回答した20代は79.8%と、約8割に上る結果となった。


●どう変化した?


 新卒時の就職活動と比べて、重視するようになったことの1位は「仕事内容」(職歴3年以上で48.1%、職歴3年未満で50.0%、職歴なしで47.6%)だった。


 2位の項目は、職歴の有無によって回答が分かれる結果に。職歴のある20代は「自分自身の今後のキャリアビジョン」(職歴3年以上で40.7%、職歴3年未満で42.9%)、職歴のない20代は「休日のとりやすさ・残業時間」(47.6%)と回答している。


 職歴がある20代の回答結果を見ていくと、社会人経験3年以上の「ヤングキャリア」で4位に挙がった「年収や昇給・昇格ペース」(31.5%)は、社会人経験3年未満の「第二新卒」よりも4.7ポイント高くなっている。また、第二新卒で6位に挙がった「企業文化・社風」(21.4%)は、ヤングキャリアよりも11.2ポイント高い結果となっており、いずれも社会人経験年数の長さによって、重視する度合いの差が比較的大きくなっている。


●働きたい年数は?


 転職先の企業で働きたい年数は、「不満が特にない限り、できるだけ長く働きたい」が63.5%で最多に。転職先の企業で、長く働くことを希望する20代が6割を超えた。


 次いで回答を集めたのは、「4〜5年ほど」(10.2%)、「2〜3年ほど」(9.0%)となった。転職先の企業で長く働きたいと考える人が多い一方で、転職を重ねてキャリア形成を図りたいと考えている人も、一定の割合でいることがうかがえる。


 調査は8月1〜16日、20代専門の転職サイト「Re就活」およびWebメディア「20代の働き方研究所」のサイト来訪者に実施。20代の就職・転職希望者から、315件の回答を得た。



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