災害時のフェイクニュース「信じたことある」37% 最も信頼できるメディアは?

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2024年09月17日 07:31  ITmedia ビジネスオンライン

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災害時の情報取得やフェイクニュースへの認識等に関する調査(ゲッティイメージズ)

 9月1日は防災の日。地震や台風が相次ぐ中、災害情報に触れる機会が増えている。


【アンケート結果を見る】フェイクニュースに騙された経験(ミドリ安全調べ)


 生成AIの台頭やディープフェイク技術の進化は、災害情報の提供に新たな可能性をもたらす一方で、フェイクニュース拡散のリスクも高める。こうした中、災害時のフェイクニュースについて4割が「信じてしまったことがある」と回答したことが、安全靴や作業着を販売する通販サイト、ミドリ安全.comの調査で明らかになった。人々はどのようなメディアに信頼を置いているのだろうか。


●「1度でも信じてしまった」Z世代で多く


 ミドリ安全.comは、日頃の防災への備えと、正しい情報取得の重要性を発信するため、2021年から同様のテーマで継続調査している。


 災害時にフェイクニュースを信じてしまった経験が「ある」とした人は合わせて37.3%に上り、過去の調査の中で最も高くなった。内訳は「頻繁にある」が3.7%、「ときどきある」が14.5%、「1回〜数回程度ある」が19.1%。若年層ほど割合が高くなる傾向が見られ、Z世代で1度でも信じてしまった経験がある人は52.4%と過半数に上った。


●最も信頼できるメディアは?


 地震や火事などの緊急災害発生時に、どのメディアから情報を得ているのか。全体で最も多かった回答は昨年に引き続き「テレビ」となり54.9%に上った。次に「ヤフーニュースなどのポータルサイト」(36.7%)、「X(旧Twitter)」(36.6%)と続いた。世代別に見ると、Z世代では「X(旧Twitter)」が最も多く59.2%だった。


 最も情報が速いと思うメディアは、全体で「テレビ」が最も多く31.3%。次に「X(旧Twitter)」(22.6%)、「ヤフーニュースなどのポータルサイト」(14.6%)と続いた。回答を世代別に見ると、Z世代とミレニアル世代は「X(旧Twitter)」が1位となった。


 一方で、信頼できると思うメディアは、「テレビ」が35.0%で最も多い結果となり、全年代で同様の傾向が見られた。


●災害時に最もつながりやすいSNSは?


 災害時に最もつながりやすい、接続が安定していると思うSNSは「LINE」が最も多く26.1%。その他「 X(旧Twitter)」(18.3%)、「YouTube」(6.0%)が上位となった。世代別で見ると、Z世代とミレニアル世代では、共に「X(旧Twitter)」 が「LINE」を上回る結果となった。


 フェイクニュース対策のリテラシー教育やレクチャーを受けたことがある人は24.0%だった。また、Z世代では45.2%が受けた経験があると回答し、過去最多となった。


 調査は7月26〜31日にインターネットで実施。全国18〜78歳までの男女1000人から回答を得た。



このニュースに関するつぶやき

  • フェイクと言えばぢんだな。嘘は垂れ流すわ、説明しろと言いながら節米を聞かずに消すわ、みんなも気をつけよう!
    • イイネ!11
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