【フィギュア】紀平梨花、今季も全休「試合の出場はありません」右足首の疲労骨折は完治間近も…

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2024年09月18日 14:51  日刊スポーツ

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紀平梨花(2022年11月27日撮影)

フィギュアスケートの元全日本女王、紀平梨花(22=トヨタ自動車)が18日、X(旧ツイッター)を更新し、今季全休を表明した。19、20年に2連覇した全日本選手権の予選となる中部選手権(21〜23日、名古屋市)を欠場。「エントリーしておりましたが、出場を見送ることとなりました」と報告した。


昨年も、右足の距骨(きょこつ)疲労骨折影響で欠場していた。21年の負傷以降は全日本のシード権を有しておらず、日本最高峰の舞台への復帰や、その成績を基に選考される国際大会への派遣が、なくなった。


骨折箇所については「ほぼ完治に近づいており、毎日の氷上練習も再開できています。しかし、最新のMRI結果や私自身の感覚から、まだ安心して全力で動ける状態ではないとの医師の判断がありました」と説明した。


それでも「無理をして急ぐべきかどうか」を考えた結果、師事するブライアン・オーサー・コーチ(カナダ)にも相談した上で、今回の決断に至ったという。最後に「今シーズンの試合の出場はありません」と明記した。


22年北京オリンピック(五輪)シーズンの21年7月に右足首を故障。夢を諦めることになる21年の全日本選手権を欠場するなど21−22年シーズンを全休した。翌22年の中部選手権で実戦復帰していたが、再び休養し、昨年の中部選手権もエントリーしていなかった。


今季は26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪のプレシーズン。五輪イヤーの25−26年に向けては、まだ選考方法は発表されていないものの、前回の北京大会では最終選考会となった全日本の優勝者、それ以外では国際大会の結果なども踏まえて代表が決まった。


海外での試合も22年を最後に遠ざかっており、今季も参加を断念。現実的には来年末の全日本選手権が五輪切符をかけての“一発勝負”となりそうだ。


◆メッセージ全文


皆様こんにちは。


今シーズンの試合についてお知らせがあります。私は9月21日からの中部選手権にエントリーしておりましたが、出場を見送ることとなりました。


右足の距骨疲労骨折はほぼ完治に近づいており、毎日の氷上練習も再開できています。しかし、最新のMRI結果や私自身の感覚から、まだ安心して全力で動ける状態ではないとの医師の判断がありました。私自身も無理をして急ぐべきかどうかをよく考え、ブライアンコーチとも相談した結果、今回の決断に至りました。


今後も怪我に負担をかけない範囲で練習、トレーニング、そして治療を続けていきます。技術の向上と怪我の完全回復を目指し、日々精進していく所存です。


皆様の前で不安なく、自信を持って、のびのびと滑ることができる日を心待ちに、毎日精進して参ります。今シーズンは試合の出場はありませんが、これまで、そして今もいただいている応援やご支援に心から感謝しております。引き続き温かく見守っていただければ幸いです。


2024年9月18日 紀平梨花(全文まま)

このニュースに関するつぶやき

  • そして引退へ…って感じなのかな?それとも奇跡の復活劇って2年後くらいに一面を飾るのかな?
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