Bリーグ3部(B3)新潟アルビレックスBB(9勝11敗)は13、14日の第12節、トライフープ岡山(3勝19敗)とアウェーのジップアリーナ岡山で対戦する。負傷離脱していたSG上江田勇樹(37)が4試合ぶりに戦線に戻る。
上江田は練習時、フェースガードを装着。「着けたのは初めて。視界が狭いので慣れないと」と苦笑いする。横浜エクセレンス(EX)戦の1戦目(11月29日)に相手と接触して顔面を強打。裂傷も負った。それでも、練習では外国籍選手とのマッチアップで持ち味の体を張った守備を見せた。
フェースガードが手元に届いた10日から全体練習に合流した。それまで前節山口パッツファイブ戦(7、8日)は不出場で、横浜EX戦後の練習は接触があるメニューは外れていた。体調はまだ万全ではないが、「出たら役割を果たすだけ」と気持ちはできている。
新潟は山口戦の2戦目に勝って連敗を4で止めた。ただ、上江田は「2つ取らなきゃならなかった。なんとか持ちこたえた試合」とシビアに見た。「そろそろ大差で勝つ試合が必要」と言う。そのためにPG五十嵐圭(44)のサポート役を自認する。ともに新潟が18−19年にB1中地区を制した時の先発メンバー。お互いの考えは目を見れば分かる。「圭さんが球を出しやすい動きをする」。攻守の土台づくりを自身に課した。
○…ルーキーのPG樋口蒼生(23)は2戦連続先発の可能性が高い。前節山口戦の2戦目で初先発し自己最長の28分27秒出場。岡山戦へ「相手のPGを止める」と準備を整える。それまで湘南ユナイテッドBC戦(9、10日)ではベンチを外れ、横浜EX戦は1戦目の出場時間が約3分、2戦目は出番なし。鵜沢潤監督(43)に「守備でもっと積極性がほしい」と指摘された。以来、「練習から追いかけるように守備をする。120%を出す」と全力を尽くすことが日課になった。岡山戦ではその真価が問われる。
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