2024年5月にマクラーレンの育成プログラムに加入したアレクサンダー・ダン ロダン・モータースポーツは2月5日、2025年シーズンのFIA F2においてアレクサンダー・ダンを起用すると発表した。2024年5月にマクラーレンのドライバー育成プログラムに加入しダンは現在19歳。2024/2025年ABB FIAフォーミュラE世界選手権に参戦するネオム・マクラーレン・フォーミュラEチームではリザーブ兼育成ドライバーを務めている。
アイルランド出身のダンは8歳でレーシングカートキャリアをスタートさせると、2021年にスペインF4でシングルシーターデビュー。2022年にはイギリスF4(ハイテックGP)でチャンピオン、イタリアF4(USレーシング)でシリーズ2位という好成績を残すと、2023年はGB3にステップアップしシリーズ2位となった。
2024年はFIA F3にステップアップ。シーズン序盤の2大会は所属チームであるMPモータースポーツのカラーリングでレースを戦ったが、同年5月にマクラーレンのドライバー育成プログラムに加入すると、ダンの車両はマクラーレンのパパイヤオレンジカラーとなった。同年は2度の表彰台登壇はあったが、優勝には届かず。ただ、7度のトップ10入りの甲斐もありシリーズランキングは14位となった。
ダンは2024年シーズン終了後の12月11日〜13日にアブダビのヤス・マリーナ・サーキットで実施されたFIA F2ポストシーズンテストに、ロダン・モータースポーツから参加していた。そんなダンは「2025年シーズンのプランが確定し、ロダン・モータースポーツに加入してFIA F2に参戦できることを嬉しく思う」と、FIA F2昇格を喜ぶ。
「迫るシーズンが楽しみであり、ここまで来られたのはみんなのサポートのおかげだ。FIA F2で本格的に活動を始めるのが待ちきれないね」
また、ロダン・モータースポーツのスポーティングディレクター兼FIA F2チームマネージャーのベン・ハンティングフォードは「アレックスをロダン・モータースポーツに迎えることができ大変嬉しく思う」と、コメント。
「アレックスの才能、献身、そしてレースへの情熱は、我々のチームの価値観や野望と完全に一致している。我々は彼が次のシーズンに大きな影響を与えてくれると確信しており、チームとともに素晴らしいシーズンを送れると確信している」
ダンのチームメイトはすでに発表されているとおり、オーストラリア出身のクリスチャン・マンセルとなる。