ドジャース・大谷翔平選手の口座から不正な送金をした“銀行詐欺”などの罪に問われている、元通訳の水原一平被告。3度も延期になった量刑言い渡しが、ついに日本時間2月7日におこなわれた。
「軽すぎるだろ!」
アメリカ連邦地裁は、水原被告に対し「禁錮4年9か月」の判決をくだし、大谷選手への約26億円もの賠償も決定。ようやく量刑が言い渡されたものの、日本では驚きの声も上がっているようだ。判決を知った人からは、
《え?なんか思ってたより短くない?》
《あんな大金を盗んでおいて、5年未満で済むんだ……》
《軽すぎるだろ!これじゃあやったもん勝ちって感じがしちゃうけどな》
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といった意見が続出している。
「水原被告がおこなった不正送金の額は、おそよ26億円にものぼります。賠償も命じられているものの、実際に賠償できる能力があるのかは疑問ですよね。この大金に対する量刑が4年9か月ということで、短すぎると感じる人は多いようです。しかし、実はこの判決は検察の求刑通りの量刑で、裁判で減刑されたわけではありません」(スポーツ紙記者)
世間からは、《だいぶ司法取引の効果がでたんじゃないか?》という声もあるが、実は水原被告側は司法取引に応じた上で、「禁錮1年6カ月」への減刑を求めていた。4年9か月という量刑はアメリカの裁判の基準となる“量刑ガイドライン”の範囲内の数字であり、水原被告側の思うような判決とはならなかったようだ。
「実際、検察側も求刑の際に“このような裏切りと強欲は量刑ガイドラインの範囲内で相当期間の禁固刑に値する”と表明しており、犯した罪に対しては妥当な判決だったようです。水原被告は、自身が罪を犯した背景として“ひどい低賃金”“24時間365日、対応しなければならないような過酷な労働環境”を訴えていましたが、それも効果はありませんでしたね。逆に、日本の野球ファンからの印象を悪くしてしまいました」(スポーツライター)
水原の訴えに対しては、《嫌だったら辞めればよかったのに、自分がすごいって勘違いしてたんだろうな》《自分のおかげで大谷が稼いでるとでも思っていたんだろう》などの声も。今回の判決言い渡し後には、報道陣を無視するように早々と車に乗り込む姿も見られ、《判決に不満なのか?》《反省してないのが伝わってくる》など、厳しい意見も続出している。
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4年9か月の刑期を終えた後は、日本への強制送還が濃厚となっている水原被告。しっかりと改心して、再起を期すことができるだろうか……。