待望の復帰戦を迎えるマテンロウゴールド(23年7月撮影、ユーザー提供:起きたろさん) 名牝ミッキークイーンの甥となるマテンロウゴールド(牡4、栗東・中内田充正厩舎)が、日曜小倉8Rの4歳以上1勝クラス(芝2000m)で1年4カ月ぶりの復帰戦を迎える。
マテンロウゴールドは父レイデオロ、母ルールブリタニア、母の父ディープインパクトの血統。母は1勝馬だが、半兄のエピファニーは昨年の小倉大賞典の勝ち馬。伯母のミッキークイーンは15年のオークスと秋華賞を制している。さらに、いとこには23年のエリザベス女王杯覇者のブレイディヴェーグ、昨年の愛知杯を勝ったミッキーゴージャスなどの名前がある。21年のセレクトセール当歳では1億4500万円(税抜)の高値で取引された。
ここまで2戦1勝。23年7月に中京の新馬(芝2000m)でデビュー勝ちを果たした。しかし、続く芙蓉Sでは2番人気に支持されながら、番手から甘くなって0秒9差の5着に敗退。その後は長期休養を強いられ、今回が約1年4カ月ぶりの実戦となる。
長期ブランクは大きなハンデだが、5日の坂路で4F53秒3-1F11秒9の好時計をマークするなど、追い切りではさすがの動きを見せている。1勝クラスなら、ポテンシャルの違いで圧倒するシーンを期待したい。