アシストを記録した堂安律 [写真]=Getty Images ブンデスリーガ第21節が8日に行われ、フライブルクとハイデンハイムが対戦した。
ここまで20試合を消化したリーグ戦で9勝3分8敗を記録し、勝ち点「30」の暫定9位につけるフライブルク。前節にブンデスリーガでの連敗を「3」で止めた同クラブが、現在3連敗中の暫定16位ハイデンハイムをホームに迎え撃つ。日本代表MF堂安律は右のアタッカーとして2試合ぶりの先発出場。チームを連勝に導く活躍に期待がかかる。
試合は立ち上がりから一進一退の攻防が続き、互いにシュート数の少ないこう着状態となる。そんななか、堂安が30分に大きな先制点を演出する。ハーフライン右でパスを受けた堂安が巧みなファーストタッチでマーカーを突破。スピードに乗ったドリブルで持ち運び、ルーカス・ヘーラーとのワンツーでボックス内に侵入。ボールをキープしながら複数の相手選手を引きつけ、左足に持ち替えながらワンステップでクロス。ゴール前に飛び込んだヴィンチェンツォ・グリフォが頭で合わせ、フライブルクが先制した。
対するハイデンハイムも54分に決定機を創出。自陣からのビルドアップで前進し、中盤左サイドでボールを持ったマティアス・ホンザクが斜めに差し込む。フランス・クレツィヒを経由してアドリアン・ベックへと繋がると、鋭い切り返しから左サイド深くでクロスを供給。相手にクリアされたこぼれ球をオマール・ハクタブ・トラオレが回収し、ペナルティエリア手前で右足を一振り。強烈なミドルシュートがゴール方向に飛んだものの、惜しくも左ポストに嫌われた。
70分には堂安にビッグチャンスが訪れる。前線からプレスをかけたフライブルクが敵陣左サイドでボールを奪取。マーリン・ロールがドリブルで運びながら左のライン際に散らし、味方とのワンツーで縦に抜け出す。左足で柔らかい折り返しを送ると、ファーで待ち受ける堂安がボレーシュート。うまくミートさせて地面に叩きつけるが、バウンドしたボールはクロスバーに直撃してしまった。
その後、堂安は84分に途中交代。ゲームはそのまま1−0で終了し、勝利したフライブルクが連勝を達成した。次節、フライブルクは15日にアウェイでザンクトパウリと対戦。ハイデンハイムはその翌日にホームでマインツと対戦する。
【スコア】
フライブルク 1−0 ハイデンハイム
【得点者】
1−0 30分 ヴィンチェンツォ・グリフォ(フライブルク)