広瀬アリス日テレ系ドラマ「なんで私が神説教」主演 説教は「された記憶しかない」結婚観も語る

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2025年02月12日 04:01  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

日本テレビ系連続ドラマ「なんで私が神説教」のメインビジュアル

女優広瀬アリス(30)が日本テレビ系4月期連続ドラマ「なんで私が神説教」(土曜午後9時)で主演することが11日、分かった。他人と本音でぶつかることがリスクとされるようになってしまった今の世の中に届けるオリジナル新感覚学園ドラマ。無職から高校教師へ転身する主人公を熱演する。このほど取材に応じ、役への意気込みや30代を迎えた心境などを語った。


近年は前髪なしのロングヘアーだったが、前髪が重めで眉毛も隠れた新スタイルに変身。「つむじから前髪を作って、メークも極力ナチュラルにしようと。寝癖もつくようになって、朝5〜10分早く起きてなおす時間を作ったり、生活リズムも変わりました。自分で言うのもあれですけど、けっこう顔が濃い方で、今回のこの髪形で薄くなった気がしてお気に入りなんです。衣装を着たら気合が入るのと同じで、台本を読む時もよりいっそう深いところまで読めるようになったなと感じています」と話した。


ドラマは「となりのナースエイド」「イップス」などを手がけてきた、コメディー界のトップランナー、オークラ氏による進学校を舞台とした完全オリジナル脚本作。広瀬は無職生活を脱却するためにイヤイヤ高校教師になっただけの国語教師、麗美静役を演じる。内容については「今は言いたいことが本当に言えない世の中になっていますよね。私も『あのさあ』ってSNSでも言いたいことがありすぎて…!(笑い)」と語り「でも言ったらこちらにもデメリットが出てくる世の中で、だからこそ守りに入る人が多い中で、静は負けず嫌いだからこそきれい事を言わないで現実をしっかりと伝える。そういう部分やメッセージ性にすごくひかれましたね」。


普段の自身は「あんまり沸点が高くない」といい「はっきりと言える静に憧れますね。私は言わずに去るタイプなので」と明かした。「しっかり言えばその関係性が今より良くなるのに『めんどくさい』が先にきてしまっていて、良くないなと感じます」といい、最近はしっかりと思いを伝えることを意識するように。「成功と失敗を繰り返しながらいろんな話を聞いていて、思ったことはなるべく言うようにしています。例えばお仕事のメークとかで自分の意見を伝えるようになったり、今も練習していますね」。


そうした心がけの影響もあってか、最近は「年下の友達もちょくちょく増えてきて」と明かした。昨年のドラマで共演した長濱ねる(26)と綱啓永(26)を例に挙げ「同い年の役だったので『友達になろう』と言って、無理やり人見知り同士が探り合いながらいきました(笑い)。今は3人でご飯に行ったり、連絡をとりあったりしていますね。4つ、5つくらい年下で、合わせてくれているなというのは感じています(笑い)。カラオケとかに行っても、少し年齢が上の歌を歌ってくれたりとか、気を使ってくれているなという感じはしますね」と笑顔で振り返った。


2013年の同局系土曜ドラマ「35歳の高校生」に生徒役で出演しており、今回は先生役でカムバックすることになる。自身の学生時代にも思いをめぐらせ「私は担任の先生に恵まれてきました」と振り返った。小学6年から芸能界入り。卒業式前日まで仕事をこなすなど芸能活動と並行した生活を送っていたが、地元静岡の学校では「担任の先生が理解して支えてくれていました。放置しなかったんですよね。寄り添ってくれていたので。ああいう先生ってこの歳になってもいい先生だったなと思い返しますし、元気かなと思ったりもしますね」と話した。


ドラマのカギとなる“説教”については「どちらかというと説教された記憶しかないので。事務所の社長によく怒られました」と笑った。昨年12月には30歳の節目も迎えており、「ライフスタイルが確立してきたなと。自分の時間を過ごすことがうまくなった」とも明かした。周囲の知人たちが結婚し、自身も29歳で結婚、出産という夢を掲げた時期もあったというが「意外と30歳になって1、2カ月もしたら慣れてきた」と笑い「今は結構ストレスなく日々暮らせています。年末年始も犬を愛でながら韓国ドラマをずっと見ていました。年越しも『あ、もう12時越えたんだ』みたいな感じでしたね」。


そうは言っても人生、何が起こるかわからない。念のため、電撃結婚の可能性を重ねて聞くと「私はないです。大丈夫です!(笑い)」とむせ込みながら笑い飛ばしていた。“大人”の代名詞とも言えそうな先生役から、広瀬アリスの30代がスタートする。【松尾幸之介】

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