13日は日本海側で猛吹雪のおそれ 週末は一時的に寒さ緩む 来週は再び強烈寒波

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2025年02月12日 17:02  日本気象協会

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日本気象協会

13日は日本海側で猛吹雪のおそれ 週末は一時的に寒さ緩む 来週は再び強烈寒波

明日13日は、北陸や東北の日本海側を中心に雪や風が強まるでしょう。猛吹雪や積雪の急増による交通障害に警戒してください。14日〜16日は日本海側でも日差しが戻り、春のような暖かさになりそうです。ただ、週明けは再び寒波が流れ込み、長く居座るでしょう。日本海側では低温や大雪に注意が必要です。



●明日13日 北日本の日本海側は吹雪 交通障害に警戒


今日12日(水)は西から雨の範囲が広がってきていて、九州や四国では局地的に活発な雨雲がかかっています。

明日13日(木)にかけて、前線を伴った低気圧が本州付近を急速に発達しながら通過する見込みです。前線の通過に伴って、局地的には雷が鳴ったり、雨脚が強まったりするでしょう。沿岸部では南よりの風が強まり、横なぐりの雨になることもありそうです。お帰りの時間帯は広い範囲で雨が降るため、足元が濡れないよう、お気をつけください。

明日13日(木)は冬型の気圧配置になり、日本海側では広い範囲で雪が降るでしょう。降雪が強まって、大雪になる所もありそうです。東北や北海道では、ふぶく所もあるため、猛吹雪や積雪の急増による交通障害に警戒してください。また、屋根からの落雪に注意・警戒し、電線や樹木への着雪、なだれにご注意ください。

天気が回復する太平洋側も、日中は気温があまり上がりません。東京都心は朝から気温が高く、最高気温は14℃くらいまで上がるでしょう。ただ、気温が上がるのは午前で、午後は北よりの冷たい風に変わって、気温がグッと下がりそうです。朝よりも夜の方が寒くなりますので、服装選びにご注意ください。


●17日(月)から再び強烈寒波 低温や大雪に注意


14日(金)は冬型の気圧配置が緩み、15日(土)にかけて高気圧に覆われるでしょう。日本海側も含めて晴れる所が多く、関東を中心に気温が上がりそうです。東京都心では14日(金)と15日(土)は15℃近くまで上がり、桜が咲く頃の暖かさになるでしょう。その分、花粉の飛ぶ量が増えてきますので、花粉症対策を行ってください。

15日(土)は西から前線や気圧の谷が近づくため、天気は下り坂に向かいます。九州など早い所では昼頃から雨が降りだすでしょう。四国から東海は16日(日)の午前、関東も午後は雨が降りそうです。

17日(月)は冬型の気圧配置になり、再び寒波が流れ込むでしょう。平地で大雪をもたらす寒気(上空1500メートル付近でマイナス9℃)が本州の南岸まで南下し、日本海側を中心に降雪量が多くなるおそれがあります。
気象庁は、北陸と長野県北部・群馬県北部、岐阜県山間部に「大雪に関する早期天候情報」、北陸と東海から沖縄にかけて「低温に関する早期天候情報」を発表しています。来週は再び大雪や低温に注意が必要です。


●来週にかけて 太平洋側も寒暖差が大 体調管理に注意


週明け17日(月)からは、日差しの届く太平洋側でも最高気温が10℃に届かない所が多く、真冬の寒さに戻るでしょう。関東では、ひと足遅れて寒気が流れ込むため、17日(月)までは桜が咲く頃の暖かさが続きますが、18日(火)は季節は逆戻りしそうです。

週明けは寒暖差が激しいため、体調管理にはくれぐれもお気をつけください。


●20日〜25日 寒気居座る 日本海側の積雪がさらに増える


20日(木)以降も寒気が居座るため、北海道から東北の日本海側や北陸で断続的に雪が降るでしょう。積雪がさらに増えるため、除雪作業が追いつかなくなることも考えられます。仙台など東北の太平洋側でも、雪雲の流れ込む日がありそうです。

日差しの出る太平洋側でも、東海から九州を中心に寒さが続くでしょう。まだまだ万全な寒さ対策が必要です。



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