明日17日(月)から強烈な寒波が襲来。日本海側を中心に大雪になる所があり、猛吹雪になるおそれ。冷たい風が吹いて、晴れても極寒。25日(火)以降は、ようやく寒さが和らぎそう。融雪災害や花粉の飛散に注意。
●17日から寒波 日本海側を中心に大雪
明日17日(月)は次第に西高東低の気圧配置に変わり、上空にはこの時期としては強い寒気が流れ込むでしょう。寒気のピークは18日(火)から19日(水)頃の所が多く、寒波の影響は1週間ほど続きそうです。
雪の範囲が広がるのは、17日(月)午後から。北陸や東北の日本海側を中心に断続的に雪の降り方が強まり、大雪になる所があるでしょう。風も強く吹くため、ふぶいて見通しが悪くなりそうです。太平洋側にも雪雲が流れ込み、山沿いを中心に積雪が急増するでしょう。17日(月)は、警報級の暴風雪となる可能性が、山形県や秋田県、岩手県で「高」となっていて、警戒が必要です。雪の降り方が落ち着いてくるのは、週明けとなるでしょう。
気温は、西日本や東日本を中心に平年より5℃以上低い所もありそうです。冷たい北よりの風が吹きつけて、実際の気温よりも寒く感じられるでしょう。九州から東海は、最高気温が7℃前後の日が多く、真冬の寒さ。朝晩は厳しい冷え込みで、札幌など、最低気温0℃未満の冬日が続く所もありそうです。水道の凍結にご注意ください。
●道路への影響 予定の変更も検討を
大雪が続くことで、車の立ち往生や飛行機・電車の運休など、交通への影響が心配されます。
道路の気象影響予測では、北海道から中国地方、四国で影響度が大きくなっています。東北は明日17日(月)午後から、北海道や中国地方は18日(火)に「紫」色と、影響度が最も大きくなる時間帯があるでしょう。19日(水)の日中以降も、雪による影響が続きそうです。
雪道運転をする場合は、立ち往生など万が一に備えて、暖が取れる防寒着やカイロなど。飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯。除雪ができるよう、軍手やゴム手袋、長靴、スコップなどを車に積んでおくと良いです。また、出かける前には燃料が十分にあることを確認しましょう。気象情報や交通情報をこまめに確認し、予定の変更や移動手段の変更も検討してください。
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●25日以降は寒さ和らぐ なだれや落雪に注意
25日(火)になると、日本海側も天気が回復して、穏やかに晴れる見込みです。気温は平年並みに戻る所が多く、日中は寒さが和らぐでしょう。積雪が多い地域では、なだれや屋根からの落雪が起こりやすくなるため、注意が必要です。また、スギ花粉の飛散量が急に増える可能性もあります。
26日(水)以降は、九州から東海、北陸で曇りや雨の日が多く、山沿いを中心に雪が降ることもあるでしょう。一方、関東や東北、北海道は晴れる日が多い見込みです。暖かい空気が優勢で、28日(金)の東京都心の最高気温は18℃と、4月上旬並みの暖かさになるでしょう。寒暖差で体調を崩さないようにしてください。
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