
■カーリング女子 世界選手権1次リーグ 日本 3−4 トルコ(20日、韓国)
ミラノ・コルティナダンペッツォオリンピック™の出場枠をかけたカーリングの世界選手権6日目。女子日本代表のフォルティウスはトルコに3ー4で敗れ、3勝6敗。この後カナダやスウェーデンといった強豪との対戦を残しており、今大会でのミラノ五輪出場枠獲得は極めて厳しい状況となった。
2月の日本選手権を制したフォルティウス(吉村紗也香(33)、小野寺佳歩(33)、小谷優奈(26)、近江谷杏菜(35)、小林未奈(22))が女子日本代表として出場。1次リーグは出場13か国が総当たりで戦い、上位6チームが突破。1位と2位は準決勝に進み、3位〜6位は4強入りをかけたプレーオフに臨む。
ここまで3勝5敗の暫定9位と、上位6チームの決勝トーナメント進出へ厳しい状況の日本(世界ランク5位)は、小谷に代わって小林が入りトルコ(同11位)と対戦した。
0−0で迎えた第3エンド(E )、ダブルテイクアウトを狙ったトルコのラストショットは日本のストーンを1つしか弾き出せず、吉村が最後の一投をハウスの中に入れて2点を先制する。2−1と日本の1点リードで迎えた第7E、ハウスにトルコのストーンがある状況で吉村のラストショット。相手ストーンを弾くことができず、トルコに2−2の同点に追いつかれる。
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第8Eも、NO.1、2のストーンがトルコの状態で、吉村がラストショットを投じたが、1つを弾くのが精一杯で1点を奪われ、2−3とトルコに逆転されてしまう。第9Eは日本が1点を取り3−3の同点としたが、最終第10Eでトルコに1点を取られ、3−4で敗れた。
日本はきょうの夜、世界ランク2位のカナダと対戦する。
ミラノ・コルティナ五輪の出場枠は「10」で、1枠は開催国のイタリアが持つ。残り7枠は2024年&2025年の世界選手権の順位によって獲得できるオリンピックポイントの合計点で決まる。昨年の世界選手権にはSC軽井沢クラブが出場したが11位に終わり、獲得できたオリンピックポイントは3点となっている。残り2枠は12月に行われる世界最終予選で決定する。