コスモ、会津若松地域飲食店・キッチンカーからの廃食用油回収で循環型社会の実現へ

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2025年03月21日 08:20  マイナビニュース

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コスモエネルギーホールディングスのグループ会社であるコスモ石油マーケティングは2月14日、北日本石油、ハジャイ、レボインターナショナルと共に、福島県会津地域にて商店街や地域の飲食店、キッチンカー事業者を中心とする使用済み食用油(廃食用油)の回収を開始した。回収した廃食用油は、コスモ石油が出資するSAFFAIRE SKY ENERGYが大阪府堺市に新たに設置した工場で、従来の航空燃料よりも温室効果ガスを大幅に削減できる持続可能な航空燃料(SAF)の原料として活用する予定だ。

○■会津の資源を活用・SAF等への資源化を促進



コスモエネルギーグループは日揮ホールディングス、レボインターナショナルと共同で、国内における廃食用油の収集からSAFの製造・輸送・供給に至るまでのサプライチェーン構築に向けて事業化検討を進め、2022年に新会社SAFFAIRE SKY ENERGYを設立した。



2024年12月25日にはSAF製造設備(プラント)の完工を迎え、現在は国内で発生する廃食用油のみを原料とした年間約3万キロリットルのSAFの供給を目指している。2025年度以降、原料となる廃食用油の調達から、SAFの製造・品質管理、航空会社への供給に至るまでのすべてのSAFサプライチェーンの構築を国内で実現する予定だ。

この取り組みは、従来廃棄されていた廃食用油を資源化することで、温室効果ガスの排出量削減と、会津若松市が抱える喫緊の課題であるごみ減量に貢献する。



さらに、観光業が盛んなこの地において、同取り組みを通じ、観光庁が策定した「日本版持続可能な観光ガイドライン(JSTS-D)」に基づき、サステナブルツーリズム(持続可能な観光)の実現に向け、地域一体となった持続可能な観光地の構築を目指す。

○■各社の役割(エボル)

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