限定公開( 1 )
ハンバーグチェーンの「びっくりドンキー」で目撃された、配膳ロボット同士のいざこざがX(Twitter)で話題です。記事執筆時点で990万件以上表示され、約27万件の“いいね”を獲得。ねとらぼ編集部は同チェーンの広報担当者に話を聞きました。
●2台の配膳ロボットが通路で鉢合わせたら表情に変化が
目撃したのは、江崎稔さん。料理を持ってお客さんのもとへと向かう配膳ロボットが目の前を通過していたので目をやると、ちょうどそのタイミングで反対側からキッチンに戻ろうとする別の配膳ロボットがやってきたそうです。
「どうやって回避するんだろう?」という興味から観察していたところ、通路のど真ん中で2台が鉢合わせ。うまくすれ違うことができず、江崎さんによると「(2台とも)前後15センチくらいを下がったり進んだりを何度も繰り返してました」とのこと。そしてどちらも譲り合うことなく、こう着状態が続いた結果……。
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キッチンに帰れずしょんぼり顔だった配膳ロボット(背の高い方)がついに頭にきてしまったようで、怒りマーク付きのムスッとした表情に変化(!)。想像以上に感情豊かなロボットの姿に「キレてて可愛い笑」とほっこりした江崎さんなのでした。
ちなみに江崎さんは週に1回くらいで同店に行くそうですが、この光景を見たのは今回が初めて。その後は、オーダー端末から店員さんを呼んで伝えたそうで、店員さんが怒り顔の方のロボットの電源を切ってから移動させていたとのことでした。無事に配膳中のロボットが役目を果たすことができたようでよかった。
●「困り顔からのキレ顔かわいい」「笑った」と反響
ちょっぴり不器用なロボットたちのほほ笑ましい姿に、Xでは「めちゃくちゃ笑った」「困り顔からのキレ顔かわいい」「配膳ロボ怒るんだ…(笑)」「ロボット同士の諍いを人が治める優しい世界」などの反応が寄せられ話題に。
ほかにも同様の光景を見たことがあるユーザーから、「同じような場面に遭遇したことあるけど『どいてほしいにゃん!!!』『お料理はこんでるにゃん!!!』って自分の優位性主張してて可愛かった」「何にも無い所で『どいてにゃー』『通れないにゃー』って言ってて、この猫ロボは何が見えてるんだろ?ってなった」など、猫型の配膳ロボット同士によるかわいいやり取りは各地でたびたび目撃されているようでした。
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●配膳ロボットについて広報担当者に聞いた
びっくりドンキーの配膳ロボットの導入店舗数は、2月末時点で全345店舗のうち約120店舗。導入の目的は「お客様の利便性向上」で、人手不足の中、なるべく待たせず出来たての商品を届けるオペレーションを実現するためとなっています。広報担当者によると、配膳ロボットは安全性を考慮して「通路幅など一定の条件を満たした店舗」に導入しているとのこと。
「今回の事案は稀なケースと認識しておりますが、関係者間で情報を共有いたしました。お客様の安全を第一に考え、今後も安全対策に努めてまいります」とコメント。また今回の問題発生時にスタッフを呼んでくれた江崎さんの行動に感謝の言葉を述べています。
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物議のストリートピアノ運営謝罪(写真:ORICON NEWS)186
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