2025年F1第2戦中国GP ジョージ・ラッセル(メルセデス)が3位を獲得 2025年F1中国GP決勝で、メルセデスのジョージ・ラッセルは3位、アンドレア・キミ・アントネッリは6位を獲得した。
2番グリッドのラッセルは1周目にランド・ノリス(マクラーレン)にかわされ、3番手に。1ストップで走り、いったんノリスをアンダーカットするが、すぐにパスされ、3番手をキープ。終盤、ブレーキトラブルを抱えたノリスとのギャップを縮めたものの、抜くには至らず、1.349秒差の3位となった。今回の3位は、メルセデス・ワークスチームにとって300回目の表彰台に当たる。
トト・ウォルフ代表は、ラッセルのこの日の走りは「マシンから最大限の力を引き出しており、10点満点の走りだと思った」と述べて称賛した。
アントネッリは8番グリッドからひとつ順位を上げ、ファーストスティントは7番手を走行。1ストップで走り、唯一のピットストップ後は14番手からポジションを上げていき、37周目に8番手に浮上、その位置でフィニッシュした。しかし上位のフェラーリ2台が失格となったことで、アントネッリは6位に繰り上げられた。
チームによると、アントネッリはレース1周目にシャルル・ルクレール(フェラーリ)のフロントウイングの破片を踏んだと思われ、フロアに大きなダメージを負い、その状態でレース全体を走っていたということだ。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)決勝=3位(56周/56周)2番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
「3位は今日の僕たちに可能な最大の結果だから、この結果にも、開幕2戦で2度の表彰台を獲得したことにも満足している」
「良いスタートを切って、オスカーからリードを奪おうとしたが、追い抜くことができず、ランドに抜かれてしまった。残念だったが、オスカーのディフェンスはフェアだったよ」
「全体的にマクラーレンは僕たちが戦いを挑むには少し速すぎた。彼らとレースをしたいが、今の段階ではそういう状況にはないから、今日はマクラーレン以外のチームでトップだったことを喜びたい」
「今シーズンは本当に良いスタートを切ることができた。メルボルンで3位、昨日のスプリントで4位、今日は3位だった。安定した走りができているし、マシンの感触も良好だ。さらに速くなるよう、これからも努力を続け、トップとの差を縮めていきたい」
■アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)決勝=6位(56周/56周)8番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
(フェラーリ失格で順位が繰り上がる前のコメント)
「1周目にフロアにダメージを受けてから、かなり厳しいレースになった。どうやらデブリにヒットしたようで、このダメージがパフォーマンスに大きな影響を及ぼした」
「その後、特にリヤに苦戦したが、それは予想外のことだった。ペースが落ちてしまったけれど、それに対処することは良い勉強になったと思う。レース前に期待していた結果ではなかったが、8位でポイントを獲得できたのは、やはりうれしいことだ」
「ドライバー・オブ・ザ・デーで僕に投票してくれたファンの皆さんに感謝したい。レースの展開を考えると、予想外のことだったけれど、ファンの人たちからサポートしてもらえるのは素晴らしいことだ」
「全体的に、自分にとっても、チーム全体にとっても、今年は良いスタートを切ることができたと満足している。僕にとって学習の大きなポイントのひとつは予選だった。土曜日にすべてをまとめることができれば、より前方からスタートすることができ、インシデントに巻き込まれる可能性が低くなり、マシンのペースを最大限に発揮することができる」
「次のトリプルヘッダーに向けて仕事に取り掛かり、リフレッシュして、日本、バーレーン、サウジアラビアに臨みたい」
[オートスポーツweb 2025年03月24日]