女優・當真あみ 中学卒業からの3年間を振り返る「懐かしい気持ち、顔は結構違うって思います」

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2025年03月25日 13:50  リアルサウンド

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1st写真集『Ami』(小学館)を発売した、當真あみ

 ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』や、『さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜』などの話題作に出演し、2025年4月に公開される映画『おいしくて泣くとき』では、ヒロインを演じている當真あみ。高校を卒業するタイミングで、彼女にとって初となる写真集『Ami』(小学館)が、3月4日に発売された。中学3年生卒業前からの約3年間を詰め込んだ、當真の足跡をたどれる1冊だ。


 今回のインタビューでは、写真集の振り返りや撮影エピソードのほか、役者業一本となる今後への意気込みなどを聞いた。


◾️中学卒業から高校卒業までの3年が詰まった写真集


――写真集はすでに発売されていますが、ご家族やお友達からどんな反響が届いていますか?


當真あみ(以下、當真):家族からは、昔を懐かしむような感想をもらいました。「中3の頃はたしかにこんな感じだったよね。懐かしい」と、写真を撮り始めたばかりの頃のことを話してくれましたね。友達は、「本屋さんで見つけて、買ったよ!」というメッセージをわざわざ送ってくれました。「表紙の写真、いいね」とか、お気に入りの写真を教えてくれたのもうれしかったです。あと、卒業旅行で行った台湾の写真を見て、「いいなー!」と言っている友達もいましたね(笑)。


【画像】當真あみ、撮り下ろしカット&写真集収録カット


――當真さんご自身は、この写真集を見てどんなことを感じますか?


當真:私もやっぱり、懐かしさが込み上げてきます。あるあるだと思うんですけど、自分の顔の変化にはあまり気付けないものじゃないですか。毎日鏡で見ているから。だけど、こんなふうに3年前の写真を見ると「あ、結構違う」って思います。で、そのぶん成長できているのかな? と思ったりしますね。


――顔が大人びたなと感じたりすると。


當真:はい、そうですね。ちょっとですけど。


――では、一番思い出深い撮影はありますか?


當真:それこそ、台湾の撮影は楽しかったです。初めての海外だったので、ずっとワクワクていました。町並みも看板の文字も日本にはまったくない風景で、「こんなに違うんだ!」と思って。写真集のための撮影時間もありましたけど、私も私でいろんな風景の写真を撮っていました。


――とくに、どこがよかったですか?


當真:夜市です。たくさんの屋台と人で賑わっていて、夜なのにすごく明るくて。見て回るだけでもすごく楽しかったです。あと、屋台でこしょうがきいたおまんじゅうみたいな食べ物なんですけど、中にお肉とかがたくさん入っていて、すごくおいしかったんですね。いい思い出になりました。


◾️お芝居の幅をどんどん広げていきたい


――そんな写真集が発売され、高校を卒業し一区切りつきました。これからは役者業一本になるかと思いますが、楽しみと不安、どちらが大きいですか?


當真:楽しみのほうが大きい気がします。今までは高校生だったこともあって、演じる役柄といえば大体学生で。役とリンクする部分が多かったんですけど、卒業して学生以外の役が増えてくるとそうはいかなくなるじゃないですか。


――リアルなところで言えば、新入社員やフリーターといった役柄も増えるでしょうね。とすると、高校生と比べてリンクする部分が少なくなりそう。


當真:そこに関してはもちろん不安もありますけど、そのぶん挑戦できる機会が増えるでしょうし、役の幅が広がるなと思っていて。それがすごく楽しみなんです。


――ここまで実直に役者業と向き合ってきたから、今後のことも前向きに捉えられるのでしょうね。4年間役者をやってきて、どんなことが身についたと感じていますか?


當真:それはもういろいろありますけど……一番変わったのはセリフですかね。はじめたばかりの頃はセリフを覚えることで精一杯だったんですけど、今は相手の方と“会話をすること”に注力できるようになりました。


――できなかったことができるようになっていって、この仕事を楽しんでいそうですね。


當真:はい、楽しいです。今のところ、壁に阻まれるようなこともなくお芝居を楽しめています。この先、壁にあたってしまうこともあるかもしれませんが、そのときはこれまで学んできたこと活かして乗り越えていきたいですね。それに、何でも話せる友達がいるので、悩んだときはその子に相談しようかなと。これまでそんなに思い詰めることがなかったから重い相談をしたことはなかったんですけど、その子ならきっと受け止めてくれるはずです。あとはやっぱり、お母さんに相談する気がしますね。


――では、當真さんが役者をするうえで大切にしていることを教えてください。


當真:楽しむことです。「楽しい!」という気持ちって、お芝居に出るものだと思うので。この作品を楽しむために今の自分は何ができるのか、何をしたら良いのかと考えながらやっていますね。そうして新しい役や作品に挑戦して、引き出しを増やして、お芝居の幅をどんどん広げていきたいです。例えば、まだアクションに挑戦したことがないので、いずれやってみたいですね。


――また、お仕事以外でやってみたいことはありますか?


當真:旅行したいです。国内外問わず、いろんな場所に行ってみたいなと今考えています。で、その地域のお祭りを見てみたいんですよ。


――お祭りがお好きなんですか?


當真:その地域の伝統みたいなものに触れたいんですよね。あとは、自然がたくさんある場所にも行ってみたいなと思っています。そういう経験も、きっとお芝居に返ってくると思いますし。


(取材・文=松本まゆげ、撮影=はぎひさこ)



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