国土交通省、「道路データプラットフォーム」一般公開 国道の交通量データAPIも

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2025年05月13日 13:00  ITmedia NEWS

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「道路データプラットフォーム」(出典:道路データプラットフォームのポータルサイト

 国土交通省は5月12日、道路に関する各種データを提供する「道路データプラットフォーム」を公開した。道路システムのDX化を目指す取り組み「xROAD(クロスロード)」の一環として、道路に関する基礎的なデータを集約し、幅広く提供するとしている。


【その他の画像】


 道路データプラットフォームは、データの概要や閲覧可能なリンク、連携するAPI仕様書などを確認できるポータルサイトと、各データを一元的に表示し、地図上で可視化できるWebマップ「道路データビューア」で構成される。


 道路データビューアでは、全国約2600カ所で観測される交通量を最速30分前からリアルタイムに公開する他、ETC2.0から収集される全国の道路約20万kmの平均旅行速度が毎月更新され、最長1年分を公開する。


 この他、都道府県ごとのOD交通量や道路属性データ、日本デジタル道路地図協会が提供する道路地図データベース「DRM-DB」、日本みち研究所が提供する「全国道路施設点検データベース」なども提供する。


●国道の交通量データAPIも


 国土交通省は同日、全国の直轄国道で機械観測されている方向別交通量を取得できる交通量データのAPIも公開した。公開するデータは、常設型のトラフィックカウンターおよびCCTV映像を活用したAI型のトラフィックカウンターにより、全国約2600カ所で機械観測された方向別交通量データのうち、一定の精度が確保されているもの。交通量データと観測地点の位置情報を組み合わせて提供している。


 5分間値と1時間値の2種類を提供し、5分間値は現在時刻の約20分前から過去1カ月分、1時間値は約20分前から過去3カ月分が対象となる。このAPIは、 日本道路交通情報センター(JARTIC)のWebサイトを通じて提供され、無料で利用可能だが、利用に際しては規約への同意が必要となる。



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