『薬屋のひとりごと』“壬氏”大塚剛央、“蛙”事件の演じ方への苦心明かす「どのくらいやったら…」

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2025年05月14日 13:46  ORICON NEWS

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『マチ★アソビ vol.28』1日目「『薬屋のひとりごと』スペシャルステージ」に登壇した(左から)悠木碧、大塚剛央
 テレビアニメ『薬屋のひとりごと』スペシャルステージが10日、徳島県徳島市で開催された『マチ★アソビvol.28』にて行われ、このたび公式レポートが到着。悠木碧(猫猫役)、大塚剛央(壬氏役)が登壇し、テレビアニメ第2期を中心に振り返りトークを展開した。

【画像】”蛙”事件も話題に…第36話「華瑞月」場面カット

 強い日差しが照りつける晴天のなか、国内外から集まった多くのファンの熱気に包まれた藍場浜公園ステージに登場した悠木と大塚。大きな拍手に包まれ登場した2人は、観客の数に驚愕。悠木は「すごい!こんなに人がいっぱい!」とコメント、大塚は「一番後ろはどこだ?」とファンを見渡した。会場の熱気に2人は「うれしい!」と笑みを浮かべ、『マチ★アソビ』スペシャルステージが開幕した。

 四国訪問が初めてという悠木は、「ロープウェイのガイド音声はやったことがあったけれど、自分自身は初めて上陸しました。すごくうれしいです」と笑顔で挨拶。さらに、大塚も「東京から来ると空気がきれいだなと思います」と、徳島の感想を語った。大塚が挨拶すると、ファンから「たけおー!」と声が。「お、おう」と呼びかけに応えた大塚の様子に、悠木は「慣れてなさすぎる」とツッコミ。客席には猫猫と壬氏のコスプレをしたファンの姿も。悠木は「道を歩いてくるときも猫猫と壬氏のコスプレをした方を見かけて、うれしかったです」と話し、ファンとの出会いに喜びをにじませた。

 徳島グルメの話題でも盛り上がり、「すだちがコンビニに普通に売られていて驚きました。買って帰ろう。」と語る悠木。大塚も「阿波尾鶏や阿波牛をいただいたんですが、とてもおいしかったです」とコメント。地元の食の魅力を観客と分かち合い、会場は和やかな空気に包まれた。

 イベントのメインとなったのは、現在放送中の第2期を中心とした振り返りトーク。第25話から第42話までのストーリーについて、悠木と大塚はそれぞれの視点から熱く語った。第1期からこれまで全体を振り返り、「第2期2クール目に入り、怒涛の濃さが来ていますよね。伏線が散りばめられているので、第1期から見直してほしい」と悠木は強調。

 第31話「選択の廟」について悠木は「全『薬屋のひとりごと』のアフレコの中で一番しんどかったんです。基本的に“薬屋のひとりごと”なので、ずっと猫猫がしゃべってるんですが、この話数は色や扉の進み方、国の過去の話など本当にずっとしゃべっていて…色の名前の漢字が全部一緒に見えてきてました(笑)」と振り返った。また、第34話「怪談」については「最初はちょっと“箸休め的な回”なのかなと思っていたけれど、実はすべてがつながっている」と大塚。「ライトに見せかけて深い」と悠木も共感した。

 第35話「狩り」・36話「華瑞月」では、猫猫と壬氏の関係性が大きく動く印象的なシーンが登場。悠木は「密着する描写もありましたが、色気がありながらも決していやらしくない、清潔感のあるきれいな演出がとても好きでした」とコメント。一方、「どのくらいやったらいいんだろう」と演じ方を悩んだという大塚。「あのシーンを上手にまとめたのは大塚くんの力だったと思うよ」という悠木に会場も盛り上がった。

 また、2人の関係性の変化についても言及。「壬氏は、立場・足枷に対する向き合い方が変わってきた。それによって猫猫への対応も変わってきた」と大塚。今後の展開について、「猫猫サイド、壬氏サイドの2軸で謎解きが進んでいくんですが、猫猫だけではクリアできないことをどのように突破するのかという話になっていきます。本当に怒涛ですよ」と悠木。「このための積み上げだから、1期の1話から見返しておいた方がいいかもしれない。ここから気持ちいいぞ〜」と語る悠木に、会場の期待も高まった。

 続く「教えて!猫猫&壬氏様 in 徳島〜!」のコーナーでは、事前にSNSで募集したファンからの質問に2人が答えていった。「猫猫と壬氏のシーンで一番好きなシーンはどこ?」という問いには、悠木が「第1期11話で、壬氏からバックハグされるシーンです。壬氏のやわらかい部分が見えるのと、そんな壬氏の弱いところを見て突き放せない猫猫。お互いの弱いところが出ていて、そのピースが一瞬だけハマるのが好きです」と回答。大塚は「第1期の第9話です。2人の命への考え方が浮き彫りになる話数ですが、それぞれの生き方が詰まっている気がしていて。赤い光の演出も相まって、とても印象に残っています」と述べた。

 「ご自身とプラス2キャラで旅行に行くなら、だれを誘いますか?またやってみたいことはありますか?」という質問では、悠木が「猫猫は予約とか全部やってくれそうなのでメンバーに入れておきたいですね。割り勘も、誰がどこで払ったか全部覚えてそう」と笑わせ、「どこに行っても楽しそうだから、もう1キャラは小蘭かな…。でもそうなったら、子翠も入れたいので4人にしましょう!」と答えた。一方の大塚は「お金持っている壬氏としっかり者の高順」と答えたが、悠木は「壬氏は絶対わけわかんないタイミングでトイレ行きそう!しかも冒頭でおみやげめっちゃ買いそう!なんでこのタイミング!?みたいなこと多そう」とツッコミ、会場には笑いが起こった。

 さらに、ファンからのリクエストに応えて悠木が「これ、毒です」と生セリフを披露する一幕も。「こんなに拍手をもらえるなんて!」と驚きつつもうれしそうな表情を浮かべ、会場のボルテージは一気に上昇した。

 フォトセッションでは、ステージ中央に立った悠木と大塚が、満員の観客を背景に記念撮影。「奥までしっかり写っていますよ!」との呼びかけに、客席のファンも手を振ったりグッズを掲げたりと、ステージと客席が一体となるひとときとなった。

 最後の挨拶では、大塚が「この先本当に見逃せない展開続きますので、ぜひリアタイして一緒に盛り上がっていただけたらうれしいです」と語り、悠木は「薬屋の制作チームが、みなさんに絶対に感動してもらうぞと気合を入れて作っています。ここからは怒涛の展開、一秒も見逃せないので、皆さんドキドキ・ワクワクしながら楽しんでいただければと思います」と締め、ステージは終了した。

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