バイエルン退団決定のダイアー、来季からのモナコ加入が正式発表！　3年契約締結で南野拓実と共闘へ

　日本代表MF南野拓実が所属するモナコは14日、バイエルンに所属するイングランド代表DFエリック・ダイアーが来シーズンより加入することを発表した。

　現在31歳のダイアーは、母親の仕事の影響で7歳の頃にポルトガルへ移住。スポルティングでユース時代を過ごし、2012年に同クラブでトップチームデビューを飾った。2014年夏にトッテナムへと移籍すると、1年目からリーグ戦28試合に出場し、翌年にはイングランド代表に初選出された。以降もクラブの中心選手としてプレーを続け、公式戦365試合に出場。しかし、2023年6月のアンジェ・ポステコグルー監督の指揮官就任を機に出場機会が激減し、2024年1月にはバイエルンに買い取りオプション付きのレンタル移籍を決断。昨シーズン終了後に完全移籍へ移行していた。

　今季もバイエルンで公式戦27試合に出場するなど、一定のプレータイムを得ていたダイアー。だが、バイエルンとの現行契約は2025年6月までとなっていたものの、新契約が締結されることはなく、今月2日に今シーズン限りでの退団が発表された。

　そんななか、去就に注目が集まるダイアーのモナコ加入が正式決定。クラブの発表によると、2028年6月30日までの3年契約で合意したようだ。モナコは公式サイトで、「ヨーロッパ各国のクラブおよび代表チームで培った豊富な経験をもとに、エリック・ダイアーは“ルージュ・エ・ブラン”（赤と白）を強化する存在としてASモナコに加入する」と歓迎。また、ダイアーもクラブの公式Xで、「このユニフォームを着るのが本当に楽しみだ。クラブの皆さん、そして『スタッド・ルイ・ドゥ』（モナコの本拠地）の皆さんにお会いできるのが待ちきれない。クラブのためにすべてを捧げる」と語っている。