坪井翔に“フライング誕生祝い”「そろそろホンダ勢を止めたい」とワンデー開催に意気込み/SF第5戦

0

2025年05月17日 17:20  AUTOSPORT web

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

AUTOSPORT web

坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S) 2025スーパーフォーミュラ第5戦オートポリス
 濃い霧と雨の影響により、土曜日の全走行セッションがキャンセルとなってしまった全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦オートポリス。チーム・ドライバーはもちろん、来場したファンにとっても不完全燃焼な1日になったなか、VANTELIN TEAM TOM’Sのピットでは、坪井翔が数日後に誕生日を迎えるということで、サプライズの誕生日お祝いが行われた。


■節目の30歳に「なんか、嬉しくない(苦笑)」

 当初の予定から変更となり、14時30分からフリー走行が予定されていたが、午後になっても雨と霧は止むことはなく、セッションキャンセルがアナウンスされた。その後、急きょ時間を繰り上げて実施されたキッズピットウォークの際、5月21日に30歳を迎える坪井をお祝いするべくチームがサプライズでケーキを用意。さらにマシンには「30」のバルーンが置かれた。

 また、チームメイトのサッシャ・フェネストラズに加えて、スーパーGTでコンビを組む山下健太(KONDO RACING)らも祝福に駆けつけていた。

 サプライズの祝福を受けた坪井だが、「実際には来週なので、まだ29歳です!」と現在の年齢を強調。

「昔は(誕生日のお祝いを)サプライズでやってもらえると嬉しかったし、サーキットで誕生日を迎えるとお祝いしてもらえるのは嬉しかったんですけど、(今回は)“30”という文字をみて、全然嬉しくなくて……(苦笑)」と、30代に突入することについて、いろいろと思うところがあるようだ。

「やっぱり29と30は大きな違いがあると思っていたし、自分が20代前半の頃にレースに出ていた時は『30歳って、まあまあベテランの域だなと思っていました。いざ自分がその立場になると嫌だし、周りからそう見られているのかなと思うと……なんか、嬉しくないです(苦笑)」

 そういった意味で、実質1デイ勝負となる第5戦が、彼にとって20代最後のレースとなる。

「20代最後のレースになるので、きっとライバルのみんなが(レースで)バースデープレゼントをくれるのではないかなと期待しています(笑)」と冗談交じりに話していたが、オートポリスではここ数年好結果を残しているということで、ポジティブに捉えている様子。

「昨年もオートポリスでは3位だったので相性は悪くないと思います。今回はどういう流れにになるのか……予選もドライかウエットか分からない状況ですけど、そろそろホンダ勢を止めたいというところで、ここで優勝して後半戦に向けて良い流れを作っていきたいと思っています」と意気込みを語った。

[オートスポーツweb 2025年05月17日]

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定