(左から)近藤真彦JRP会長、金子隆オートポリス社長、ポリ坊、吉田広樹オートポリス公式アンバサダー、上野禎久JRP社長 大分県の日田市に位置するオートポリスは2025年、開業35周年を迎えた。これを記念して新たなマスコットキャラクター『ポリ坊』が誕生、スーパーフォーミュラ第5戦開催中の5月17日、JRPの定例記者会見『サタデーミーティング』にて、その姿が“アンベイル”された。
1990年11月、熊本県との県境に近い山間部にオープンしたオートポリスは、九州唯一の国際レーシングコース。“ジェットコースター・ストレート”と呼ばれる急激な下りとそれに続く高速コーナや、最終セクターの上り区間など、ダイナミックなレイアウトが特徴だ。最大高低差52メートル、全長4.674kmのコースでは、これまでも数々の名レースが繰り広げられてきた。
そんなオートポリスにこの度、公式マスコットが誕生することになった。記者会見では株式会社オートポリスの金子隆社長が挨拶とともに、アンベイルされたポリ坊を紹介した。
「バブル経済崩壊以降、いろいろな紆余曲折がありましたが、それでも35年にわたって営業を続けてこられたのはひとえに、ファンやエントラントの皆様、スポンサー様、そしてここにいらっしゃるJRP様をはじめ、関係者の温かいご支援の賜物と考えております。この場を借りて、深く感謝申し上げます」
「この施設35周年を迎えるにあたり、幅広い層から、末長く皆様に愛される、そういう存在になれるよう、このたび新たなシンボルとなるマスコットキャラクターを導入致します」
なお、『ポリ坊』というキャラクター名は公募から選ばれたもの。サーキット名に、イノシシの赤ちゃんを意味する『うり坊』を掛け合わせた名称となっており、「モータースポーツが大好きなオートポリスの森に住む精霊が、うり坊の姿を借りて生まれ変わった」という来歴を持つ。
胸の部分には特徴的な“インフィニティー・マーク”が踊っているが、こちらについては「オートポリスの森の自然に宿る無尽蔵のエネルギーと、九州のモータースポーツの永続性」を表現しているという。
公式プログラムによれば、ポリ坊の趣味はレース観戦とどんぐり収集、特技はバギーの運転と「オフィシャルさんのお手伝い」とのことで、今後サーキット内外のさまざまな場面で目撃することができそうだ。
[オートスポーツweb 2025年05月17日]