画像提供:マイナビニュース京成電鉄は21日、京成グループ中期経営計画「D2プラン」(計画期間は2025〜2027年度)の策定について発表した。この中で、今年2月から運行開始した新型車両3200形の導入計画も明らかにしており、「D2プラン」期間中の導入車両数は90両とのこと。
新型車両3200形のコンセプトは「人や環境にやさしいフレキシブルな車両」。フレキシブルに編成車両数を変更できる車両とすることで、輸送需要に見合った効率的な走行エネルギーの使用により、環境負荷の低減に努める。車内防犯対策や省エネルギー化、バリアフリー対応にも努め、車内の安全性・快適性向上を図る。同社車両の伝統である赤色と青色のカラーリングを踏襲し、京成電鉄の車両として長く親しまれるデザインに。連結運転時に常時通り抜けられる構造とするため、正面貫通扉を中央に配置した。
2024年度は6両1編成を導入。先頭車・中間車を3両ずつ新造し、先頭車のうち1両を中間に組み入れた6両編成となっている。今年2月から営業運転を開始し、おもに京成本線・千葉線などで運行。京成電鉄は3200形について、2025年度以降も継続して導入予定としていた。
京成グループ中期経営計画「D2プラン」において、重点施策のひとつに「各交通サービスの車両における環境性能の向上」が挙げられ、その一環で「フレキシブルに編成車両数を変更できる省エネ型車両」として3200形を順次導入するとのこと。「D2プラン」の計画期間である2025〜2027年度にかけて計90両を導入。投資額は約270億円とされている。(MN 鉄道ニュース編集部)