後藤楽々さんが「かわさき農業フェスタ」を体験! “都市型農業”の魅力を発信

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2025年05月21日 19:01  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
農業を中心にさまざまなブースで体験の場を提供するイベント「かわさき農業フェスタ」が、5月18日に等々力緑地催し物広場で開催され、JA共済のアンバサダーを務める後藤楽々さんが登場した。



SKE48元メンバーでセント・フォース所属のアナウンサーとして活躍している後藤楽々さんは、本イベントの各ブースを巡り、川崎市の地場産農作物の魅力などを体験した。


○■生産者と消費者が近いメリットを活かした川崎の農業



平成9年10月に市内の4JAが合併して誕生したJAセレサ川崎。創立当初より「地域との共生」を基本理念として掲げ、ファーマーズマーケット「セレサモス」を拠点に新鮮で安全・安心な農産物を供給し、都市農業の振興や地域貢献活動に取り組んでいる。



人口150万人を超える川崎はベッドタウンや工業地帯のイメージが強いが、市内では野菜や果物、花などさまざまな農産物が各地区で栽培されており、その農地の面積は東京ドーム約66個分に上る。


住宅に囲まれた農地が多いため消費者との距離が近く、それらの農産物は個人直売所や共同直売所などでも販売されており、収穫したばかりの農産物を届けられる“都市型農業”が盛んな地域だ。



また、JAセレサ川崎では子どもたちに市内農業への関心を深めてもらうため、生産者や小学校などと連携し、田植えから収穫まで一連の農作業などを体験する「食農教育事業」を展開。貸し農園や体験型農園の運営により、子どもから大人まで幅広い世代が楽しみながら農作業を体験し、交流を深める場も提供している。


そんなJAセレサ川崎が主催する「かわさき農業フェスタ」は、普段の生活で農業や土と触れ合う機会の少ない人々に「川崎の農業」を知ってもらい、その魅力を感じてもらうためのイベント。


○■「かわさき農業フェスタ」とは?



毎年この時期には園芸イベント「花と緑の市民フェア」が開催されてきたが、今年から「かわさき農業フェスタ」としてリニューアル開催されることになったという。



「去年までに『花と緑の市民フェア』というイベントを年1回、畜産祭りと同時開催するかたちで53回開催してきました。来場者数が年々減っていたなか、園芸だけでなくJAセレサ川崎の各組織が一丸となって盛り上げるイベントとして『かわさき農業フェスタ』を開催することになったんです」とは、JAセレサ川崎の杉山太郎氏。



「花と緑の市民フェア」は園芸を楽しむ大人を主な対象にしたイベントで、子どもや家族連れを主なターゲットにした「川崎市畜産まつり」を同時開催されていた。


「かわさき農業フェスタ」では引き続き「川崎市畜産まつり」を同時開催。子どもがより楽しめるブースを数多く用意し、家族で川崎の農業に触れられるイベントとなっていた。



「例年、来場者は『花と緑の市民フェア』と『畜産祭り』を合わせて7000〜9000人ほど。今年は1万人の来場者を想定しています。一番人気はやはり『畜産まつり』で、今年もポニーの乗馬や羊の毛刈りの整理券はすぐに捌けてしまいました」(杉山氏)

○■後藤楽々さんが川崎の農業の魅力を実感



「収穫体験も非常に人気で、多くの方に興味を持っていただけているのかなと。子どもたちが楽しんで体験作業していて、お父さんお母さんが作業を手伝うような姿もあり、農業に触れる機会が普段あまりない親御さんにも喜んでいただけているようです」(杉山氏)



JA共済アンバサダーの後藤さんは花の品評会やJAのブースをはじめ会場の各ブースを約2時間にわたって巡り、一般来場者と触れ合いながら本イベントの魅力を体験した。


「生産者のみなさんもとても温かくて。農作物を作られている方が、自社農園で本当にいろんな種類の作物を作られているとおっしゃっていたのも印象的でした」(後藤さん)



生産者と消費者が直接顔を合わせる機会も多い川崎の農業。さまざまなニーズに合わせるため「少量多品目栽培」により数多くの種類の農産物を栽培し、消費者の期待に応える生産者が多いことも大きな特長だという。


「川崎は都市機能も発展していて充実しているけど、同時に農業や酪農がとても盛んで、どちらも共存しているところがとてもいいなと思いました。こうした新鮮で愛情のこもった野菜を食べられて羨ましいですね」



「ふれあい動物園」や「羊の毛刈り体験」では来場者の子どもたちと触れ合いながら、生産者にも積極的に質問を投げかけて熱心に耳を傾けていた後藤さん。栽培ブロックの椎茸をハサミで切り取る「きのこの収穫体験」や「牛の乳搾り擬似体験」なども行い、生産者のさまざまな苦労に改めて思いを馳せる機会になったようだ。


「椎茸の生産者の方や養鶏農家の方から、さまざまな苦労についてもお話もいただき、影ではいろんな努力や工夫があるんだなと。お子さんも楽しんでいて、動物や農業に触れ合っている姿が印象に残りました。



私も子どもの頃にこうしたイベントや牧場で家族と体験した記憶があり、今でも乳搾りのやり方などはよく覚えていたので、『きっとみんなも忘れないだろうな』と思いながら子どもたちと接していました」


JAセレサ川崎の杉山氏は、「この会場は改修工事の関係で来年・再来年と使用できないんですが、これだけ多くの方に喜んでいただけているイベントなので、もちろん来年も場所を変えて開催したいです。そして、また3年後、この等々力緑地に戻って開催できたらいいなと思っています」と、語っていた。


伊藤綾 いとうりょう 1988年生まれ道東出身、大学でミニコミ誌や商業誌のライターに。SPA! やサイゾー、キャリコネニュース、東洋経済オンラインなどでも執筆中。いろんな識者のお話をうかがったり、イベントにお邪魔したりするのが好き。毎月1日どこかで誰かと何かしら映画を観て飲む集会を開催 @tsuitachiii この著者の記事一覧はこちら(伊藤綾)

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