橋下徹 (C)ORICON NewS inc. 弁護士の橋下徹氏が、22日放送の読売テレビ・日本テレビ系昼のワイド番組『ミヤネ屋』(月〜金 後1:55)に生出演。大阪・関西万博の“チケット転売”について持論を展開した。
「お尻をケガ」一時車いす→松葉杖生活 万博で「はしゃぎすぎました」 番組の終盤、万博の話題が紹介された。橋下氏は入場者数の予測値などについて言及した後、チケット転売について「なんか横山(英幸)市長が予約券を転売するのがよくないみたいな」と話題に触れ「転売こそ資本主義の原則なんです」と断言した。
続けて「あれは何が問題かというと、ダブルシステムを認めた運営者側の問題なんですよ」と、1つの万博IDで複数のチケットを管理・予約できるシステムに言及。「普通の万博IDだけでやっていたら、あんなことにならなかったのに。いろんなところに独自の予約システムを認めちゃったんですよ。認めたのは協会側なのに、何を…民間の知恵と工夫の転売をね。断罪してんだと」と説明した。
ここで司会の宮根誠司(62)が「僕らからしたらダフ屋行為みたいに…」と返すと、橋下氏は「ちゃんとルールが条例で定められている転売がだめなわけで、世の中の資本主義は全部転売じゃないですか。コメだって転売じゃないですか」と、この日のテーマで議論したコメ問題も事例に言及。「なんでそんないきなり違法っていうんですか、民間の活動に。許せないですよ本当に」と怒りをあらわにしていた。
なお橋下氏はきのう21日、自身のXで「もし特定の理由で転売を禁止するなら、転売されないようにしっかりと対策を取るのは、市場価値ある財・サービスを供給した側の責任」「責めるべきは、転売した側ではなくて転売された側=運営者側」「万博入場チケット購入者に面倒な万博IDまで取得させてデジタルチケット化してるのに、予約枠が転売されてるなんて、これシステムが超アホ過ぎる」とコメント。
「ダブルシステムでイタリア館やくら寿司が勝手に予約枠を発行していることが最大の原因で、まずそれを止めさせないとあかんのちゃうの?」とし、「少なくても万博IDで管理しないと」「ダブルシステムはあかんのよ。転売者を責める前に自分たちを責めな。転売は経済の基本」などとつづっていた。