定番品の現在形【ディッキーズ】のオンオフ兼用ボトムスをレビュー 米国発祥のワークパンツはスタイルも着心地も良好

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2025年05月22日 20:50  Fav-Log by ITmedia

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手前右:ディッキーズ D-2874、奥左:同 D-2875

 オフィススタイルのカジュアル化が進む昨今。カジュアルさと品格とを兼ね備えたスラックスやチノパンは、幅広いシーンで着用できる有能なアイテムです。オンオフ兼用のボトムスとして、ヘビロテしている人も多いでしょう。

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 今回は2記事にわたり、定番品の特徴と現代性とを両立させた、2ブランドの「普段使いに最適なボトムス」をレビュー。その見どころをご紹介します。

●定番のボトムスを現代的に

 まず、今回レビューする製品の概略をチェックしましょう。この記事でレビューする「ディッキーズ D-2874&2875」は、米国発祥のワークウェアブランド、ディッキーズの定番モデル「874」を現代的にモディファイした1本です。ディッキーズきっての名作である「874」は、往年のワークパンツらしい、太めなストレートシルエットが特徴。今日的なオーバーサイズな着こなしやストリートスタイルには好相性なものの、「大人の日常着」としては着用シーンが限定される側面もありました。

 今回レビューする「D-2874」では、高い強度を誇るツイル生地や太めのベルトループなどの、ディッキーズらしいディテールを継承。一方でシルエットは細身となり、センタープレスは省略。より簡潔で、すっきりとしたシルエットとなりました。さらに、ツイル生地にはストレッチ性を付加。ディッキーズの「伝統」と、普段着としての「履きやすさ」を両立した1本です。本記事では、カーゴパンツ版の「D-2875」も合わせてレビューします。

 後編記事でレビューする「リーバイス スタプレスト XXチノ」は、リーバイスが1960年代に発売した名品「スタプレスト」の系譜に連なる1本です。発売当時は革新的だった、洗濯してもクリースが消えないパーマネントプレス加工が最大の特徴。後編でレビューするのは、そんな「スタプレスト」の現行モデルです。センタークリースが入ったスラックススタイルで、休日にもビジネスにも使える、「大人向け」な1本となっています。

 以下では、前者のディッキーズ D-2874/2875をレビューしていきます。

●汎用性の高いデザインと、履き心地の良さ

 それでは、ディッキーズのD-2874とD-2875の外観をチェックしていきましょう。まずD-2874は、「オールドスタイルストレート」と銘打たれたストレートパンツです。特徴的な外観のベルトループをはじめ、ブランドロゴが目を引く腰裏部や、正面部のタックボタンなど、ディッキーズのパンツらしいディテールが満載されています。

 豊富な収納ポケットも、ワークパンツらしい特徴でしょう。D-2874は右前にウォッチポケットを備えた、いわゆる「5ポケット」の基本スタイルですが、さらに右後部にサブポケットを備えた、「6ポケット」の構成となります。作業着としても十分に使える、収納力の高さがうれしいところです。

 一方のD-2875は、左右の太腿部に大型ポケットを備えた、いわゆるカーゴタイプのパンツです。右カーゴポケットのフラップ部に、ブランドロゴが配される点がアイコニック。全体的にはD-2874を踏襲した「すっきりシルエット」ですが、よりカジュアル感や男らしさが感じられる外観となっています。

 実際に着用すると、高いストレッチ性による履き心地の良さと、さらりとした生地の肌触りの良さが魅力です。シルエット的にも履きこなしやすく、思わずヘビロテしたくなる使いやすさです。

●部屋着にも、休日ウェアにも!

 今回の2本を用いた着こなしもチェックしましょう。まずご紹介するのが、ネイビーのD-2874(ストレートタイプ)と、定番のグレーパーカーの組み合わせ。すっきりとしたシルエットなので、定番ウェアとの相性も良好です。

 チノパンの定番色である「カーキ」は、さまざまなウェアと合わせやすいカラーです。ライトブルーのニットポロと合わせれば、上品に着こなせます。D-2874のさらりとした肌触りも心地よく、初夏にぴったりな装いといえるでしょう。

 カーゴタイプのD-2875は、軍パンを連想させる「アーミー」色をセレクト。「ディッキーズ版の軍パン」として履きこなすのも良いですが、機能性の高さを生かして休日の家事用の服装として活用するのも一興です。そもそもがワークウェアですので、休日のお掃除やお料理など、家事の際の服装としても重宝するでしょう。

●色違いで欲しくなる!!

 今回は、米国発のワークウェアブランド・ディッキーズの現在形D-2874とD-2875をレビューしました。好みや流行を超えて履きこなしやすいシルエットと、ワークウェアらしい機能性の高さ。日常着に最適なスタイルと機能性が見どころの1本でした。

 実売価格で4000円台で入手できる、コスパの高さも魅力的です。カラバリも豊富なので、色違いでそろえたくなるボトムスです。

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