
【写真】でっか! 通常の「ブラックサンダー」の300倍大きい「スーパーブラックサンダー」
■工場見学は予約が必要
ブラックサンダー ワクザクファクトリーは、“学び”と“体験”のコンセプトのもと、お腹だけでなく心を満たすお菓子の魅力を伝えたいという思いを込めて製作された体験型エンターテインメント施設。豊橋駅から車で約30分、三ヶ日ICから車で約28分の場所に位置する工場は無料駐車場が完備されている。最寄りの新所原駅から歩いて行くことも可能だが、約24分ほどかかるため、天気の悪い日や小さな子どもを連れて行く際は車などを使うほうがよさそうだ。
本施設内を見学するには、まず公式サイトからの予約が必要。予約ページは、毎月15日に翌月末までの予約枠が解放され、1回で9名まで申し込みが可能。10名以上で参加する際は、別途メールで予約状況の問い合わせが必要となるため注意してほしい。
■全長71.5mの通路
靴を脱いでさっそくエントランスに入ると、通常の「ブラックサンダー」の300倍を超える大きさの「スーパーブラックサンダー」のゲートが現れる。3メートルを越える高さや「ブラックサンダー」の断面のようなゴツゴツとした見た目はインパクト抜群! 「スーパーブラックサンダー」にある4ヵ所の穴は顔出しパネルとして活用できるため、ぜひ思い出を写真に収めよう。
「スーパーブラックサンダー」のゲートをくぐった先では、自分たちがブラックサンダーの一部になり製造工程を疑似体験できる約2分間のプロジェクションマッピングが楽しめる。壁と床一面に投影された映像は、カカオ農園のシーンからスタートしたかと思えば、工場内にワープ。すると参加者の視点は「ブラックサンダー」のクッキーやビスケットと同じ目線に変わり、ベイクされ、砕かれ、チョコレートの滝にダイブしながら「ブラックサンダー」の形へ進化していく。クッキーやビスケットが砕かれる時のザクザクッと響く音やチョコレートのなめらかさが伝わってくるようなリアルな映像は臨場感があり、大人も夢中になるほど面白かった。
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個人的に、カットされたサンダーが、流れるチョコレートの中をくぐり、見慣れた「ブラックサンダー」の姿で再び現れた瞬間は特にテンションが上がった。しかも、使用するチョコレートの量は絶妙な風力の調整で0.1g単位の調整が可能なのだとか。ザクザク食感をかなえる、厚すぎず薄すぎないチョコレートのコーティング技術を学べるのも工場見学ならではでうれしい。
ほかにも、完成した「ブラックサンダー」を高速スピードで包装する無人ロボや、「ブラックサンダー」にまつわるクイズ、歴史をつづった年表の展示、6つのスタンプを集めて1つの絵を完成させるスタンプラリーなどコンテンツは盛りだくさん! 「ブラックサンダー」の作り方を学んだら実際に食べたくなってきた…。次は、併設されている直営店をチェックしよう!
■店舗限定&うれしい詰め放題も!
エントランスの隣には、直営店「ワクザクSHOP」が併設されており、ご当地シリーズや各種お土産品などを販売している。中でも目を引くのは、山盛りの「ブラックサンダー」が置かれた「詰め放題」ゾーン。制限時間3分間で袋に入れた「ブラックサンダー」を全て持ち帰ることができる人気間違いなしのコンテンツは、毎日10時00分からレジにてチケットを1回1100円で販売(価格は税込み)。各回の定員は12名までで、10時10分から30分に1回実施される。
詰め放題のコツは、初めになるべく隙間を作らないように詰めてしっかりした土台を作ることだとか。あとは隙間に差すように入れていくと、より多くの「ブラックサンダー」をゲットできるそうだ。実際に筆者も土台作りを意識して挑戦してみたが、量が増すにつれて安定感が薄れるため差し込むのが難しくなってくるうえ、残り時間のカウントダウンに焦る! 袋が破れた時はスタッフがテープを貼ってくれるが、修復時間も3分間に含まれるため、袋が破れないギリギリをいかに攻めるかが勝負になってきそうだ(「ブラックサンダー」は、はみ出してもOK)。筆者の最終結果は41個。中盤でもう少し隙間なく詰めていればあと数個多く持ち帰れたかもと反省が残る悔しい結果になった。
白熱した(?)詰め放題のあとは、ゆっくり買い物を楽しもう。店内にはさまざまな「ブラックサンダー」シリーズや「靴下」や「Tシャツ」など限定グッズのほか、本施設のオープンを記念した新商品「ブラックサンダーミニバー入りバケツ」や「ブラックサンダーカップアイス」が並んでいる。
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梅雨が近づき雨の日も多くなってくるこの時期。天候に左右されず、大人も子どもも楽しめるコンテンツが満載の“ブラックサンダー ワクザクファクトリー”を訪れてみるのはいかがだろう?