

ある日実家を訪れると、姉が来ていました。姉妹揃ったときに話し合うのは、いつも実家の「押入れ」のこと……。ふすまが閉まらなくなって少し外れているので、いろんな古そうな物がはみでている様子がイヤでも目に入ります。


私たちは「とんでもない物が出てくるんじゃないの?」と冗談半分で話したあと、別の話題へうつりました。夫が新しいカバンを欲しがっているという話です。まさか母がこの何気ない会話の一部始終を聞いているとは思わずに……。

姉と会うたびに、必ずと言っていいほど話題に上るのが実家の押入れのこと。母は昔の品物をずっと取っておきたい人なのです。物があふれてパンパンになっている押入れは、宝の山……ではなく、ゴミの山です。今にも崩れ落ちてきそうでいつかは大掃除したいのですが、母は絶対に抵抗するでしょう。
とはいえホコリやカビも心配だし、何が出てくるかわからないのも怖いです。私は実家の押入れを目にするたび、ゲンナリしてしまうのでした……。
|
|
原案・ママスタ 脚本・motte 作画・はなめがね 編集・井伊テレ子