草取りを長年仕事にしている名人に普段のやり方を教えてもらった動画がYouTubeに投稿されました。名人の技術とビフォーアフターに驚く声が上がり、記事執筆時点で再生回数は9万3000回を突破しています。
動画が公開されたのは、田んぼ・畑・耕作放棄地の草を刈って10年以上になる「草刈りヒデちゃんねる」さんのYouTubeチャンネル。そんな“草刈りのプロ”である投稿主さんが、草取り歴50年という“名人”の仕事に密着し、草取りの方法を教えてもらっています。草取り名人は宮城県にある武藤造園株式会社のスタッフとして働いているそうです。
基本的に使う道具は鎌。地面に鎌の刃先を縦に入れてから横にし、その状態で手前に引くことで草の根ごと刈り取れています。また石の脇に生えている草を取る際は、石の近くまで刃が入るねじり鎌を使って石にあたらないようにしています。
大きなポイントは鎌のちょっとしたカスタム。購入後に刃先を石などに当てて少し手前側に曲げているそうです。そうすることで鎌を手前に引く際に柄や持ち手が地面にあたらず、作業がしやすいとのこと。曲げる発想はなかった……!
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また作業中は鎌で草を取りながら、鎌の背を使って土をなでるようにして地面を平らに。これで軽く整えつつ、草が残っていないかのチェックをしています。同時にその動きで取った草を自分の足元に寄せて、ある程度集まってから袋に。出てきた不要な石やごみも空いた左手で1カ所に集めながら進めており、無駄のない動きがさすがです。
育てている植物の間から生えてしまった雑草も、鎌を使って丁寧に取っており、その作業を見ていた投稿主さんも「根から取るので見栄えが素晴らしいです」とコメントしています。
ほかにも腰を傷めないように、膝にサポーターをして膝立ちの状態で作業すること、硬い草やトゲが貫通しないよう厚めの手袋をすることなど、作業の服装・アイテムについても勉強になります。ちなみに鎌は毎日使っても研ぐことで1年持つそうで、研ぐ際は刃の裏側を研ぐといいとのことでした。
「きれいに早く」を心がけているという名人。仕上げに熊手で細かい草や石などを集めて除去したら、雑草が茂っていたお庭が見違えるほどすっきり! 視聴者からは「すごい! 最後のビフォーアフターが圧巻です」「草取り後はやはり綺麗ですね 自分では早く細かい部分の草取りもなかなか出来ませんよ」「工夫と綺麗にしてやろうというハート! 頭が下がります。尊敬!」「この方、極上仕上げですね」などの声が寄せられています。
「草刈りヒデちゃんねる」さんのYouTubeチャンネル(@kusakarihidetyannneru)では、草刈りに関する情報や便利なアイテムなどを発信中。以前には、小回りのきく“ラジコン草刈機”の動く様子を公開し、注目を集めました。
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画像提供:YouTubeチャンネル「草刈りヒデちゃんねる」さん
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