
■MLB エンゼルス 7ー4 アスレチックス(日本時間10日、 エンゼル・スタジアム)
エンゼルスの菊池雄星(33)が本拠地でのアスレチックス戦に14度目の先発、7回1/3、94球を投げて、被安打1、奪三振5、四死球1、失点0。菊池は今季最長の8回途中無失点で2勝目、最高のピッチングを見せた。
アスレチックス戦は2023年6月以来、約2年ぶりの登板となった菊池、1回、1番・L.バトラー(24)をフルカウントから外角低めのスライダーで空振り三振を奪うなど、立ち上がりを3者凡退に抑えた。
その裏、エンゼルスは2番・N.シャニュエル(23)が完璧に捉えて左中間へ、完全にフェンスを越えていたが、センターのD.クラーク(25)がフェンスを越えて、上半身がホームランゾーンに入ったが手を伸ばしてスーパーキャッチ。シャニュエルも唖然として、菊池に先制点のプレゼントとはいかなかった。
先制点を逃した菊池だが、落ち着いたピッチング。前日。オリオールズの菅野智之(35)を打ち崩して来たアスレチックス打線に対し、3回まで9人の打者に初球のストライクが7人、投手有利のカウントで組み立てて、変化球で打ち取り3回までパーフェクトピッチング。
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その裏、エンゼルスは3番・M.トラウト(33)のタイムリーなどで菊池に3点の先制点をプレゼントした。4回、アスレチックス打線2巡目を迎えた菊池は組み立てを替えて、2ストライクに追い込むとストレート勝負、4回も3者凡退に抑えた。
4対0とリードして勝ち投手の権利がかかる5回、菊池は1死から5番・M.マンシー(22)にレフト前ヒットを打たれて、この試合初ヒットを許した。初めてセットポジションでの投球となったが、続くN.カーツ(22)を低めのスライダーで見逃し三振、8番・W.マッカイバー(28)をサードゴロに抑えた。
6回のマウンドに上がった菊池、9番・クラークを2球でピッチャーゴロ、アスレチックス打線が3巡目に入ったが1番・バトラーを2球でセンターフライ、2番・J.ウィルソン(23)を1球でショートフライとわずか5球で締めた。
菊池は今季最長となった7回、カーブを効果的に使い、早いカウントから打ってくるアスレチックス打線のタイミングを外し、この回も3番・4番と共にカーブで打ち取った。8回には先頭打者の6番・カーツに粘られたが、10球目のスライダーで空振り三振、ここで菊池は降板。今季最長の7回1/3、94球を投げて、被安打1、奪三振5、四死球1、失点0。チームも菊池の好投に応えて、9回には3点を奪いダメ押し、菊池は今季2勝目を手にした。
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