『燃ゆる女の肖像』©Lilies Films 6月は世界各地でLGBTQ+の権利や文化、コミュニティへの支持を示し祝福する「プライド月間(Pride Month)」。これに合わせて、それぞれ同性愛を描いた映画の傑作として知られる『燃ゆる女の肖像』と『大いなる自由』の2作品をBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下にて特別限定上映する。
『燃ゆる女の肖像』は、フランスのセリーヌ・シアマ監督が、2019年のカンヌ国際映画祭で発表し、脚本賞とクィア・パルム賞に輝いた作品。
英国映画協会が2022年に発表した「史上最高の映画(The Greatest Films of All Time)」ランキングでは、21世紀の作品としては『マルホランド・ドライブ』(8位)と、この『燃ゆる女の肖像』(30位)だけがベスト50にランクインするなど、「インスタント・クラシック(すぐに古典並の高評価を得る作品)」として知られる作品。
『大いなる自由』は、2021年カンヌ国際映画祭のある視点部門にて審査員賞を受賞し、翌年のアカデミー賞オーストリア代表に選ばれた作品。戦後ドイツを舞台に、1994年まで実際にあった「男性同性愛を禁ずる刑法175条(1871〜1994)」のもと、愛する自由を求め続けた男の20年を力強く、そして感動的に描いた傑作。
世界各国の映画祭を席巻し、2022年「レインボー・リール東京〜東京国際レズビアン&ゲイ映画祭〜」でも絶賛の声が多かったことから、2023年にBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下のオープニング作品としての一般公開に繋がった。
どちらもBunkamuraル・シネマで封切られ、それぞれ同性愛を描いた映画の傑作として知られる2作品。『燃ゆる女の肖像』は2020年の日本公開からちょうど5年の節目のリバイバル上映、そして各種サービスで未配信の『大いなる自由』は公開以来の貴重な再上映となっている。
『燃ゆる女の肖像』『大いなる自由』は6月13日(金)〜6月26日(木)Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下にて特別限定上映。
(シネマカフェ編集部)