日米関税、首脳合意へ調整継続=赤沢氏「可能性探った」―G7サミットへ大詰め
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2025年06月14日 07:01 時事通信社

トランプ米政権の関税措置の見直しに向けた閣僚級交渉で訪れたワシントンで、記者団の取材に応じる赤沢亮正経済再生担当相=13日、ワシントン 【ワシントン時事】赤沢亮正経済再生担当相は13日(日本時間14日)、トランプ米政権の関税措置見直しに向け、ワシントンでベセント財務長官らと6回目の閣僚級交渉に臨んだ。日米両政府はカナダで16日から開かれる先進7カ国首脳会議(G7サミット)の際に首脳会談を行う。赤沢氏は終了後、首脳合意の実現に向け「非常に突っ込んだやりとりを行い、可能性を探った」と記者団に説明。「精力的に調整を続ける」と強調した。
赤沢氏の訪米は4週連続で、ラトニック商務長官とは約70分、ベセント氏とは約45分それぞれ協議した。赤沢氏は今回の交渉について「日米首脳間の接点の直前という極めて重要なタイミング」とした上で、「両国間の貿易の拡大、非関税措置、経済安全保障面での協力などについてさらに議論を深めた」と話した。ただ、合意の道筋を付けられたかは「回答を差し控える」と述べた。
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